人生初のアクションカメラを買ったはいいものの、外部マイクのことまで考えていませんでした。DJI同士であれば受信機無しのスマート装備になったものを…などと後ろを振り返っている場合ではありません。これから購入なさる方はどうか私の屍を超えて行って下さい!

なぜDJIとHOLLYLAND?

先に購入したのはワイヤレスマイクの方でした。インフルエンサーたちが十把一絡げに賞賛していたHOLLYLAND LARK M2です。YouTube動画で2ヶ月近く使った今の感想は 汎用力が高く非常に便利 だが 音質は中の下 (ラグジュアリーな音ではない)…と言ったところです。これから動画を始める方で初期投資に失敗したくない方には間違いなくオススメできます!

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その後、アクションカメラでPOV動画を撮りたくなってDJI Osmo Action 5 Pro を購入。アクションカメラは人生初購入でしたが、こいつは大当たり!堅牢性・操作感・スマホ連携・コスパ…どこを切り取っても高い完成度で作られています。勢いのあるメーカーはいいですね!

DJI Osmo Action 5 ProのネックマウントLARK M2セット完成図。

ここから泥沼が始まります。Osmo Action を購入するなら外部マイクもDJIにしておけば受信機不要で接続できたのに…というのは後の祭り。ここが最大のミステイクでした。このブログをご覧の皆様におかれましてはこのような失態を犯さぬようお気を確かにッ!!

採算度外視沼。

これ以上傷口を広げないためにも、どうにかDJIとHOLLYLANDを1つのシステムにまとめなければならない…という損失回避バイアスに取り憑かれました。採算度外視で全部盛り散財を解禁し、今月のクレジット請求は見ないことにします。まずはDJI純正のネックマウントを購入。肉厚で操作感も良好な素晴らしいアクセサリーでした。ここにOsmo Action 5 Proを取り付けます。

ここからが本番です。Osmo Action 5 ProにHOLLYLAND LARK M2を繋げるためにはコールドシューTRSケーブルの差込口を増設しなければなりません。これに対応した純正アクセサリーを購入します。ここまで来たらサードパーティを買って臍で茶を沸かすことなど出来ません、純正一択です。値段に関しては以下同文。

DJI Osmo Action 5 Proと外部マイクを繋ぐのに必要なアクセサリーは2つ。オーディオアダプターとコールドシューマウント。
支払いが終われば実質無料。

コールドシュー延長キットはボディの蓋をコールドシューに換装するタイプ(止水処理有)とケースに付け足すタイプの2種類が同梱されています。ビルドクオリティは流石の純正品質です。両方とも磁石が仕込まれています。堅牢性も申し分ないです。お値段はそこそこしますが満足度も比例するのでオススメです。

嗚咽を禁じ得ないのはTRSケーブルをUSB-Cに変換する3.5mmオーディオアダプターの方ですが、DJI以外の外部マイクを使いたい場合は枕を濡らしながら震える指で純正品を購入しましょう!実際に使ってみてノイズ混入などもなく快適です。本体の蓋を外して装着することになるので防水性能が失われることはお忘れなく。

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↓下の写真の通り、アクセサリーを装着する際にボディ側の蓋を外す必要があります。直付けタイプのコールドシュー延長キットは止水処理がありますが、3.5mmオーディオアダプターの方はただ取り付いているだけです。水分にはご注意あれ。(あと本体側の外した蓋も無くさないように保管必須ですッ!)

DJI Osmo Action 5 Proにオーディオアダプターとコールドシューマウントをつける場合はそれぞれ蓋を外す必要がある。

時は満ちました。あとは全てのパーツを組み立てるだけです。やっていきましょう!

思いの外、完成度は高かった。

まずOsmo Action本体に純正ケースを付けないバージョンの完成図です。ケースがない分コンパクトに収まりましたね。…もちろんDJIマイクを買っておけば本体単体だけでマイクに接続できるんですけどね!(涙)

純正ケースを付けない状態でHOLLYLAND Lark M2をつないたOsmo Action 5 Proの外観。

ケースの有無に関しては私もまだ迷っている所です。落下させた時の保護を考えるとケースは付けたいところですが、ケースを装着している間はバッテリー交換が物理的に出来ません。逆に↑この直付けタイプのコールドシューであれば(これ自体が蓋の役割を兼ねているため)バッテリー交換はワンタッチです。ここはトレードオフですね。よく考えられたプロダクトです。

純正ケースを付けた状態でHOLLYLAND Lark M2をつないたOsmo Action 5 Proの外観。

今度は純正ケースの上からLARK M2を取り付けたバージョンです。若干大きくなりますが許容範囲。純正ネックマウントが柔らか肉厚素材なので首から長時間ぶら下げても大丈夫そうな印象でした。やっぱりアクセサリーは純正に限ります。バッテリー室へのアクセスに関しては社外品のRigが販売されるのを待つとしましょう。(Osmo Action4と5Proは外寸が違うのでRigの共有はできないようです)

HOLLYLAND Lark M2の音量調整ダイヤルは動きやすいのでロックしておくと良いです。

LARK M2のゲイン調整ダイヤルは回転式なので誤作動防止のためにロックをかけておくと安心です。Osmo Action 5 Pro側にゲイン調整がないのでLARK M2をボリューム1にして→動画編集時にソフト側で音を大きくしています。これは私の感想ですがLARK M2程度の音質であればどのみち後処理は必須と思いますので、録音の段階では音割れ防止のためにゲインを下げておくほうが吉と判断しました。

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もちろん動画や音声に関しては文字で説明することに限界がありますので、続きが気になる方はYouTube版でご確認下さいませ。まだ運用開始直後ではありますがDJIとHOLLYLANDの組み合わせは意外とうまくいった印象を持ちました。LARK M2の撮って出し音声で比較した場合、70万円の一眼カメラZ9との組み合わせよりも5.5万円のOsmo Action 5 Proと組み合わせた時の方が耳馴染みが良かったのは謎現象でした。あくまでファーストインプレッションですので、これからガッツリ実践投入して新たに分かったことが出てきたらまた記事にします。ではまた次の沼でお会いしましょう。

ブログ管理人:isofss(イソフス)

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