屋久島旅行の為にマイクロフォーサーズを購入してから半年。そろそろイっちゃう?的なノリで一眼レフに手を出したら泥沼でした。誰からも頼まれてないけど勝手にカメラ沼雑談しちゃう企画・第4弾はCANONのAPS-C一眼レフEOS80Dです。人生初めての一眼レフ・ついでに初単焦点レンズと初ストロボも買って財布が爆散したお話。お暇な方、読んでって!

これが一眼レフなのかぁぁ!

購入したのはEOS80Dならびに便利ズームレンズEF-S18-135 IS USMのセットでした。お値段142,190円…グフッ(´ཀ`)。しかし流石はミドルクラス。ずっしりした握り心地に心が躍ったものです。なにせ初めての一眼レフですから。いわゆる機材ヲタ方向に傾倒しちゃうのも無理はございません。

EOS80Dを買いました。初めての一眼レフ。

購入動機(という言い訳)。

沼3台目のPanasonic DMC-G7も良きカメラではあったのですが、ミラーレスのくせに露出プレビューをONにすると壊滅的にカクカクしちゃうカメラだったのです。今ではあたり前のことが当時は難しかった。当時はまだミラーレスはSONY一強の黎明期でした。なので(1)光を遅延なくOVFに届けてくれる一眼レフに単純に憧れてました。(2)ガジェット系YouTubeを見過ぎて欲しくなったのも事実。ジェットダイスケ氏に買わされたと言っても過言ではないか。そして(3)なんかカッコいい。デカいゴツいカメラを買ってドヤりたい時期ってありますよね…。マイクロフォーサーズからAPS-Cに格上げするんだ!っていうバイアスもかかってます。(ウザイ奴フラグの回収は後程…)

EOS80Dを買ってから初めて街スナップに出かけた。

それまではもっぱら登山のためのカメラ趣味でしたが、EOS80Dを使い始めた頃から街中スナップに出かけるようになりまして、後にスナップ畑に住居を構えるその第一歩がEOS80Dだったとは感慨深いものです。RAW撮影にも挑戦。最初はトーンカーブの仕組みが分からずに四苦八苦していました。

EOS80Dをぶら下げて街をスナップ。すずめだって被写体になる。

キットレンズだったEF-S18-135 IS USMの印象は今でも覚えています、AFが早くて静かだったんです!びっくりしました。ただしF値は焦点距離によって可変してしまうため、明るさがOVFにダイレクト反映してしまう一眼レフでは被写体が見にくくなることもありました。

EOS80Dで蝋燭を撮ってみた。

カメラそのものが楽しい頃、YouTubeで撮影ハウツーの動画を漁る日々が続きまして。ついにカメラ系情報発信の先駆けイルコさんにたどり着きます。「傘なんていらねぇよ」に脳天を貫かれ、何の知識も経験もないままストロボを買うことになりました。↓この動画を見なかったらカメラ沼も終わってたかもしれない。

ライティングをかじる。

マニュアル調光ならメーカーはどこでもいいなんて知らなかった…。知識がなくて純正買いました(涙)。430EX III-RTです。高いくせに後幕シンクロが出来ないことだけは覚えています。今では安くて質の高い中華メーカーも増えましたよね。いい時代になったなぁ。

EOS80Dの光通信を使って430EX III-RTを遠隔で光らせた初めてのオフカメラライティング。今見返すと技術もヘッタクレもないですが(苦笑)こんな写真でもキャーキャー言って楽しんでました。初心忘れるべからず。光通信はカメラと被写体の間に遮蔽物があるとうまく光らないとか、ストロボ直当てだと影がキツいとか↓、実際に自分で撮ってみて学ぶことは多かったです。

純正スピードライト430EX 3-RTを購入して試し打ち。

↓これは雨の日にベランダでひたすらストロボを光らせて遊んでいた時の写真。近所の人は雷と勘違いしてたかも?

ストロボ初体験で色々チャレンジしている最中。

こんな写真を撮るために散財してたのかと冷静に考えてはなりませぬ!楽しければALL OK!!

初めての単焦点レンズに舌鼓。

気がつけば噂で耳にしていた単焦点レンズという沼に近づいてしまいました。でも高い!そんなの買えるわけないじゃ……ん?なにこれEF50mm F1.8 STMだってぇぇ!とCANONの戦略にまんまと引っかかりまして撒き餌レンズを購入。お値段14,520円でした。レンズフードは別売です。じわじわ財布が軽くなるぜ…。

初めての単焦点EF 50mm F1.8 STM、ただのマンホールでも嬉しい。

APS-CのEOS80DにEF50mm F1.8 STMを装着すると焦点距離は換算80mm。このレンズを使ったから中望遠が好きになったのかな。なんにせよ思い出の一本です。

初めての単焦点に大興奮。50mmの画角で紅葉を撮ってみた。

ボケはザワつきますし、フリンジも出ます。値段相応の弱点を隠さないのがCANONのいいところ?「質を求めるなら金を払え」とヒエラルキーがはっきりしてますよねCANONって。

藤の花をEF50mm F1.8 STMで撮影。

結局いくら使った?

マップカメラの存在を知ってしまったこの頃。売って買うのサイクルが確立してしまいました。履歴もちゃんと残っていまして…恐る恐る計算。最初のボディ+キットレンズ購入の後に、撒き餌50mm単・純正ストロボ・ライトスタンド・ソフトボックス・プロテクトフィルター・カメラバッグ…etc,全部の購入金額を足し、売却機材の金額を差し引いた支払総額は241,841円でした。これでカメラ沼4台目終了時点での散財総額は約51万2000円。財布に穴空いてんのかな?

お調子者の末路。

慣れてきた頃が1番危ない。例に漏れず私も該当してまして。初めて撮影依頼を頂いたり、趣味で投稿していたYouTubeで初収益が上がったりと、写真や動画でマネタイズを始めた時期でした。ちょっとした小銭稼ぎで天狗になっていまして。ガジェヲタでドヤってたら友達減りました。因果応報。楽しかったはずの絶頂期に魔がさして一眼レフ一式を売却し、もうフィルムカメラだけで細々楽しもうと腹を括って沼4台目が幕を閉じました。

愛車CBR250RをEOS80Dで撮影。
当時はモトブログやってました。

今でこそ言えますが、突き抜けるとは人と違うと同義語なんですよね。でも人と違うから偉いわけじゃない。カメラにしても、写真にしても、人の目線を気にしていたら成長は出来ない。とはいえ自分の基準を人様に当てこするのも何か違う。写真は見る人を幸せにするための道具であって、承認欲求を満たす手段じゃない。バランスの難しさを思い知ったのは結果的に良い経験でした。

あまり寄れないEF50mmF1.8 STMでテーブルフォト。

…と湿っぽくなってしまいましたが、この経験は写真やるなら一生付き合うべきテーマだった気がします。こねくり返って今やブログ書いてますしね。我が人生に一片の悔いなし。ただし機材や経験でマウント取る人間にはなっちゃダメ!これは今でも気が抜けません。自分より上手い人なんて海の砂ほどいることを覚えておこう。

さて、断捨離してフィルムカメラのみとなりましたが果たしてカメラ沼ライフを満喫することはできるのか?5台目で運命のレンズメーカーに出会う話は…また次回。最後までお読み頂きありがとうございます。この他愛無い雑談シリーズ沼の歴史タブから一覧でお読み頂けます。では諸君、沼LIFEを!かしこ。

ブログ管理人:isofss(イソフス)