スナップシューターにX-E4は最適解だと感じています、はい。

かつてフルサイズ信者だった私もすっかり富士フィルムに迎合してしまいました。Nikon Z6に別れを告げ、X-E4を使い始めて早2ヶ月。今の率直な感想を書き連ねたいと思います。楽しくスナップできるカメラをお探しの方の参考になれば幸いです。では参ります。

1.軽いは正義。

X-E4は片手でハンドリングできるのがGOOD。

とにかく軽い印象です。気持ちが楽になるのが1番の効能かも。フルサイズ時代にその重量にヒーヒー言っていた記憶がスッ飛ぶくらい今は快適です。本体重量は364g。軽さにおいてはこの時点で圧勝ですが、その分握りにくいのでは?…と疑問が。大丈夫です。純正グリップを装着すると↑この写真のように片手でも安心して持ち運べます。中指がグリップに引っかかっており、親指と人差し指でボディを挟み込んでいます。ずっと持っていても苦にならないからありがたい。ストラップがない分、速射性も申し分ないです。

Nikon Z6とFUJIFILM X-E4の持った時のホールド感。
左:Nikon Z6、右:FUJIFILM X-E4

まさかの親指シャッターも出来るくらい片手に収まります…普段は普通にシャッター切ってますが。EVFの出っ張りがない分、カバンに収納するときにスッと入るのもGOOD。スナップマンはお出かけしてナンボ・撮りまくってナンボですから、持ち歩きたくなるコンパクトさ軽さは間違いなく正義です。

2.かっこいい。

X-E4にULTRON 35mm F2シルバーを装着。

当ブログで擦り過ぎなフレーズですが、何度も言わせてくれ!かっこいいんだ!購入して2ヶ月経ちましたがこのテンションは一向に冷める気配がありません(※個人の感想です)。何がそこまでいいのだろう?

おそらくは直線的なデザインだと思います。特に軍幹部のマグネシウム合金の加工の良さは特筆すべきものがあります。エッジがエッジーなのです(?)けっこう尖ってて野暮ったくない。ついでに純正グリップを装着することで底面の堅牢性も上がるし、持った時の手触り感・剛性感・鉄っぽさも増してGOOD。

実はX-E4を購入する時にライカTL2と比較検討していました。あれはあれで(値段も倍以上するし)全く傾向の違うカメラですが、でも単純にかっこよさだけを追求したらX-E4に双肩するのはライカしかないんじゃないかな?と今でも感じています。もう富士フィルムがこのデザインのままフルサイズ出してくれたら天下無双かな…って、それを言っちゃぁおしまいよ。

3.ボタンの少なさGOOD!

デザインとトレードオフなのでございましょう。一般的なカメラに比べるとX-E4はボタンが少ないです。でもそれが良かったりします。凝った撮影をしないのであれば必要なボタンなんてそう多くありませんし、スナップ撮影であれば尚更です。下記は私の独断と偏見で構成されたカスタムボタンの配置例です。X-E4でマニュアルフォーカスレンズを使うためのアサインです。ご参考までに。

私のX-E4カスタムボタン!
[訂正]×フォーカスリア → ○フォーカスエリア

シャッターボタンの真横にピント拡大ボタンを割り当てています。FUJIFILMのカメラはMFモードだとシャッター半押しで拡大解除ができます。素晴らしい!(Nikon機はもう一度ボタンを押さないといけなかったので)この一瞬の操作工程の省略がシャッターチャンスを逃さない強みかと。

上位機種のX-T4やX-Pro3との違いは物理ISO感度ボタンの有無。X-E4にはこの物理ボタンがないので、ここは致し方なくカスタムボタンに割り当てています。(とはいえ殆どの場合がシャッタースピード下限設定付きのISO感度Autoなのであまり変更する機会はないのですが。)

ホワイトバランスフィルムシミュレーションも使用頻度は多くないものの偶に必要になるボタン。この二つは背面液晶フリックに割り当てました。

さらに使用頻度は下がるけどあったら嬉しいボタンってありますよね。そんなサブボタンはQボタンにブチ込んでおき、項目数も8個まで絞っています。カスタム選択・AFモード・フォーカスモード・瞳AF設定・画像サイズ・画質モード・シャッター方式・フリッカー低減、私はこれで十分でした。

サブで使う項目はクイックメニューに入れておきます。

実は、死にボタンになっているのが前面ダイヤル。デフォルトでシャッタースピード1/3刻み補正がセットされていますが使った試しがありません。(X-E4って親指側のダイヤルがないので前面ダイヤルだけ使うって気持ち悪く感じます、私だけでしょうか?)

総じて、個人的にはボタンが少ないことは問題にはなりませんでした。これは露出を毎回きっちり合わせないスナップ運用だからだと思います。微調整を繰り返して適を出していくタイプの撮影(物撮りとか?)だと使いにくいかも…。どんな現場にも対応できるカメラを探すならフルサイズ一択でしょうね。

まとめ:スナップ畑に最適解かも。

外でバンバン撮っていくことを重要視するならやっぱり軽いほうがいいですし、それでいてデザインが良くて、撮影に必要な機能が一通り備わっているカメラとなると、現状はX-E4が数多のフルサイズ機より頭一つ抜けている印象を持っています。ついでにお値段もフルサイズ比較でグンと安くなりますからね。人肌メインで撮影する人でないならAPS-Cでもいいと思うのです。あれだけフルサイズを盲信していた私がよもやこんなセリフを言う日が来るとは。

もちろん弱点もあります。2ヶ月使ってみてとりあえずヤバいと感じたデメリットは次の記事でご紹介します。とはいえ結局は撮れる写真を見て頂く方が手っ取り早いと思いますので、写真作例は当ブログのX-E4タグ(こちらからどうぞ)からご確認くださいませ。

さ、記事書き終えたのでスナップに行ってくることにしまーす。では諸君、良きスナップLIFEを!かしこ。

ブログ管理人:isofss(イソフス)