時は4月。自粛自粛と言われ続け早一年。去年の同じ時期は緊迫感があった。しかし今はどうだろうか?みんな慣れた。東京や大阪は三度目の緊急事態宣言が出されたが福岡は出なかった。平日は通勤ラッシュが戻ってきているし、祝日ともなれば博多駅には人がごった返している。とばっちりは時短営業を強いられている飲食業界だろう。玉石金剛、共存していく街になっているように感じる。
誰に頼まれた訳でもないが、そんなこんな不都合もひっくるめて記録すべく今月もスナップ写真を並べていこう。この春に本格的にFUJIFILMのカメラ(X-E4)を使い始めた。今はフィルムシミュレーションがとにかく楽しいのだ。楽しいけどちょっと盛り過ぎな気もする。記録としてはフジの色ってどうなのだろう?自問自答が続く。
変化にもう慣れた街。
私は平日に有給を取るのが好きだ。朝早くからスナップに出かけ、齷齪(あくせく)出勤に勤しむ人々をファインダー越しに覗く、なんとも意地の悪い趣味の持ち主である。なんのことはない平日の写真だが、クラシックネガに設定するとノスタルジー感が演出できて、これもまた誇張のような、良心の呵責を感じるような・感じないような。
ここのところ建物の解体をよく目にする。新しい物件が立つのだろうか?不動産業界で働く知人に聞いたのだが、コロナ渦でも地主さんは儲かっているらしい。むしろ近年の福岡の不動産価値はコロナに関係なく上がり続けているとのこと。確かに…私が住んでいる集合住宅には空き家が今あるのだが、物件サイトを見ると賃料がけっこう値上げされていた。やっぱり土地を持っている人は強いのだな…と、なんの話だっけこれは。
博多駅博多口正面のランドマークだった西日本シティ銀行も解体作業を行なっている。一体どれくらいのお金が動いているのだろう?
街をうろうろして漫然とシャッターを切ったとしても、フィルムシミュレーションを一枚かますとそれなりに見えるから不思議だ。いや、そんな盛った写真にどれくらいの価値があるのかなんて皆目見当もつかないが。
フィルムシミュレーションの色。
FUJIFILMに乗り換えて2ヶ月。どのフィルムシミュレーションが良いのか…まだ手探りなので、とりあえずRAWで撮っておいて後でパソコンのモニターと睨めっこしながら色を選んでいく日々なのだ。それもまた面白い。
写真を写真たらしめている要素は4つあると習った。明るさ・色・彩度・コントラスト。フィルムシミュレーションはこの4つをいっきに動かしてイメージを固めてくれる。それぞれのシミュレーションで変化する部分と量が全然違う。素人目線では全然違うってくらいしか理解できないのだが(恐らく0からRAW現像だけで再現するのは無理)。
でも考え方によっては自分好みの色を選ぶ行為になるってことで訓練になるのではないだろうか。色を選ぶ目を手っ取り早く鍛えられるFUJIFILM。カメラ沼で散財した甲斐があったものだ(と思いたい)。量のない質はないので、偉そうなことを言う前にシャッターが悲鳴を上げるまで使い倒さねばなるまい。
いや流石にこれは弄りすぎただろうか?「とりあえずクラシックネガ」は居酒屋で言うところの「とりあえず生」と同義語だと思った。
本来動画用のETERNAブリーチバイパスは写真には向かないかなぁ…。単に褪せた感じになってしまう。
クラシックと名がつくフィルムシュミレーションはとりあえず外さない印象。ザラザラ系・無機質系・おじいちゃんとか…そういうの得意。パリピ女子を撮るならクラシック系は地味過ぎるかもしれない(が縁がないので分からない)。質感を出す必要がなく・フィルムチックに盛りたい時はクラシック系が鉄板かと。
気がついたら背中ばっかり撮っている始末。このご時世、なかなか正面突破は難しい。
気がついたらクラシックネガのオンパレード。流石にやめようか…。
1からRAW現像してみたがフィルムシミュレーションっぽくならず、かといってNikonのようなスパッと抜けた色にもならず。んんん、やはり真のFUJIFILMユーザーになるには盛り盛りのカラーに迎合すべきなのかもしれない。
今月の使用機材
それぞれの使用感レビュー記事のリンクも貼っておくので気になった方は是非ご参考あれ。↓↓↓
- カメラ:FUJIFILM X-E4
- 純正グリップ:MHG-XE4
- レンズ:ULTRON Vintage Line 35mm F2 Aspherical Type II VM
- マウントアダプター:SHOTEN LM-FX M
今月も最後までご覧頂きありがとうございます。5月は別のオールドレンズを使ってみようと思う。また遊びに来られたし。では諸君、良きスナップLIFEを。かしこ。
ブログ管理人:isofss(イソフス)