ちょっとした小物のライティングにおあつらえ向きなLEDライト・NEEWERのTL96RGB Light Stick。便利でコスパ良いです。1ヶ月ほどあれこれ使ってみた感想を綴ります。予算の許す方はとりあえず2灯ご準備下さい。おすすめです!(ライトはNEEWERさんにご提供頂きました。この記事はプロモーションを含みます。)
外観と同梱品
まずは外観から。ご覧下さいこの可愛いボディ。全長11cmと小ぶりなのでカバンにポンッと収納できるサイズ感、持ち運びしやすいですね。ライトとしての基本性能も優秀で、演色評価数を表すCRIは(太陽の光を100とした時に)97です。出力は6W。50cmの距離で800Luxの明るさがあります。CCTモードで色温度を2500K-8500Kまで変えられます。要は便利機能全部入りのミニライトです。
バッテリー容量は2500mAhもあります。使用可能時間はカタログ表記で最大2時間と謳われておりますが、実使用で30分程度の動画撮影を出力70%で2回撮影してバッテリー消費2/3メモリでした。出力10%の場合は8時間つけっぱなしにしてもバッテリー消費1/3メモリでした。充電はUSB-Cケーブルで行います。これは素晴らしい!
操作系も非常にシンプルですね。電源ON/OFFは右ボタンを3秒長押し。左ボタンでモード切替・上下で値切替。各モード内で項目を切り替える時だけ電源ボタンを併用します。なお、モードはCCT/HIS/FXの3種です。この辺りはYouTube版のレビュー動画で説明しますね。
便利機能まだあります。TL96RGB Light Stickには背面と側面にマグネットが仕込まれており、例えばライトを2個買ってスタックしたり、金属の壁や柱にくっつけたりできます。1/4インチのネジ穴も両側面にあります。三脚やカメラのホットシューに装着することも可能なのです。汎用性が高い!
同梱品にはUSBケーブル(タイプA-タイプC)が1本付属していました。取扱説明書の日本語ローカライズも完璧でした。めちゃくちゃNEEWERの好感度上がったんですけど!これで1セット約4000円ですからお得感が凄いです。
2灯でスチル撮影
ここからが本番なのですが、結論を申し上げますと2本あると相当使いやすいです!もとより小さいライトなので被写体を選ぶ性質はあります。小物やガンプラなどの物撮りに向いていると思います。
↑上の写真はライト2本を左右で挟んで照らしています。2本あれば単純に光量が増えますし、挟んで設置すれば演出のバリエーションも増えますし、2本あっても場所とりませんし。しかもお小遣いで買える価格帯です。なかなかやりますね。
2本あれば色々できる。
飲みかけのチャミスルで申し訳ありません。蛇足なのですがこのペットボトル瓶を職場で頂いた時、韓国文化に全く知見のない私はパッケージ判断で水と思い込んでその場で飲んで(吹き出して)しまいました。
話を戻しましょう。↑上の写真は瓶の縁に光るハイライトが左右にあります。つまるところ…
このように2灯でクロスライティングしております。ライトの発光面積から考えると同サイズの被写体を撮影する時に真価を発揮するように思えます。このようにTL96RGB Light Stickが2本あれば暗い環境(室内の地明かり0のブラックボックス)でもISO感度100でこれくらいの撮影が可能です。しかも演色性も優れています。うーむ…ガンプラが欲しいぞ。
あるいは1方向から照らすこともできます。瓶に写り込むハイライトが途中で切れていますが、これはライト2本の繋ぎ目です。マグネットで2本を縦に繋いでおります。
簡易的なライティングを手軽に組めるのがこのライトの最大の特徴だと感じました。もちろん大は小を兼ねるので、もっと高価で本格的なLEDライトやストロボを買って質の高い撮影を目指す方が正攻法でしょうけども、趣味でパッと撮影するような用途であればTL96RGB Light Stickのような製品はおあつらえ向きだと思うのです。
真面目な話、小さな被写体とお手頃なLEDライトを複数用意して多灯ライティングを勉強するのも粋だと思うのです。部屋を暗くしてブラックボックス(そのままでは何も写らない環境)を作り、手持ちの光源の数と光量と距離で被写体と背景をどのように作っていくのか?人間相手の撮影ではないので1人で時間をかけてあれこれ試せます。ハウツー動画を見るだけで終わっては勿体無い。自分でやった方が覚えますしね。
Vlogのメインライトになる?
さて、今度はYouTube動画のような自撮りVlogで使えるか検証してみましょう。1/4インチネジとホットシューを繋ぐアダプター(別売)を使ってオンカメラ照明としてみました。
結論から申し上げますとこのサイズのLEDライト1灯ではメインライトには成り得ないという印象です。発光面積と光量は比例しますので当然の結果ではありますが。
↑この時の露出の基本設定は、シャッタースピード1/60秒(西日本)・絞りF6.3(APS-C機)・ISO感度1000・室内のシーリングライトONの状態です。ここにTL96RGB Light Stickを1灯CCTモード出力70%でオンカメラセッティングです。
↑せっかくのマグネットスタックを活用して2灯にしてみましょう。磁石の力は結構強いです。勝手に落下したりする心配はないと思います。これで発光面積は倍になりました。出力は70%×2灯です↓
手元が若干明るくなりました。背景の落ち込みはISO感度を上げれば解決しますが、APS-C機なので1000くらいで抑えておきたいのです。被写界深度を考えると絞りもF6.3あたりが好みでして、詰まるところライトの光量に頼らざるを得ません。ではここで他社の少し大きめのLEDライトと比較してみましょう。
最大出力が12WのLEDライトなので(TL96RGB Light Stickは6W)倍の光量を期待できます。発光面積も大きいです。さてどんなもんでしょう?
ホワイトバランスを同じにして出力50%で焚いてみました。TL96RGB Light Stickを2灯スタックした時より若干良さげな印象ですが、背景まで明るくすることは出来ませんね。ミニLEDライトの限界なのでしょう。
無性に多勢ということで全部盛りしてみました。70%出力×2灯+50%出力1灯です。ものは試しですww
背景は別で考えるならばこれはこれでOKかも?正直に申し上げますとゼロからVlogライティング機材を買うのであれば3万円程度の100Wクラスのガチ照明を最初から揃えた方がコスパが良いと思います。
TL96RGB Light StickをVlogで使うなら背景の差し色用途で使う方が断然便利でした。これは百聞は一見にしかずですのでYouTube版のレビュー動画で是非お確かめ下さい!超オススメです。
まとめ。
昨今、ライティング機材も充実してきました。カメラ機材大好き人間にとっては嬉しい限りです。最後にTL96RGB Light Stickの良いところを書き加えますと、このライトはスマホアプリ等の連動はありません。ポンッと置いて使うシンプルで手軽なコンセプトはナイスです。
なんといってもこのサイズ感ですから鞄にも収納しやすいですし、いざという時の非常用ライトにもなりそうです。撮影以外の用途も含めてコスパの良い照明だと思いました。2個セットだとさらに割安に。時折開催されるNEEWERのセールと重なればさらに安くなる時もありますよ。そうなれば運命です。買い物は恋と似ています(たぶん)ww。是非チェックして見てください。
最後までお読み頂きありがとうございます。良いライティング機材に出会えたら後はやることは1つ、実践投入ですね!道具なんて使い倒してナンボ。ガンガン撮影していきましょう。私のTL96RGB Light Stickはこれから毎週のYouTube撮影で灰になるまで働いてもらいます。NEEWERさん、ちょうどいい機材を作ってくれてありがとう!では諸君、良き機材LIFEを。
ブログ管理人:isofss(イソフス)