コンパクトなカメラが欲しい!思い立ったが吉日ということで一眼レフと標準大三元レンズを売り払い、SONYのα6400を手に入れたのが2019年春。元々はNikon派だったのですが、初代Z6・Z7の出だしがあまり芳しくなくSONYに鞍替えしたのは今となっては良き思い出です。さて、せっかくの小型カメラですからレンズも小さくまとめましょうか?はたまたAPS-Cに望遠ズームを組み合わせた換算300mm望遠セットを組みましょうか?身銭を切って迷走するカメラ沼8台目の検証をとくとご覧下さいませ。(写真は2019年当時のものです。)

検証1.オールドレンズでスナップ装備。

α6400にNikonのオールドレンズを付けてみた。

先鋒は骨董品レンズMicro-NIKKOR-P.C Auto 55mm F3.5です。Nikon FマウントをSONY Eマウントに変換するマウントアダプターを間に噛ませております。電子接点などありませんのでExifデータが記録できないのは難点。開放F3.5と暗いレンズなのにボディ側にも手ぶれ補正が存在せず夜間撮影のハードルが高めです。しかしα6400の小さくてフラットな形状のおかげで鞄にスッと収納できるのは非常にありがたく、スナップカメラとしては優秀な組み合わせでした。執筆時点でなぜかこのオールドレンズのレビュー記事が当ブログ内でベスト5圏内に鎮座しております。ありがたやありがたや。リンク貼っときます。

スナップ作例、10枚。

SONYのスーパー優秀オートフォーカス君の恩恵を1mmも享受できないオールドレンズでのスナップ撮影。して、成果やいかに?

α6400×micro nikkor 55mmで街スナップ

まだマスク習慣がない時代。密ですねぇ。ちなみにこのレンズ、中距離では描写はモヤっとします。

α6400×micro nikkor 55mm、モノクロスナップ

開放F3.5ではありますが日中ならF5.6界隈まで絞りますので特に問題は無く。モノクロも案外いいかも。

α6400×micro nikkor 55mm街スナップ、展示ブロックに謎のシール!?

誤解を恐れずに申し上げますとまともなに動作するミラーレスカメラとしてはα6400が人生初のミラーレス体験でした。いきなりのマニュアルフォーカス運用でしたが特に不便なく使えたα6400。入門機感を感じさせない作り、まんまとSONY沼に堕ちるところで危なかったです。オールドレンズ遊びがあまりに楽しくて、14万円を爆散させたSEL70200Gが段ボールの中で2週間ほど文鎮になってました。

α6400×micro nikkor 55mm、夜スナップ。暗所性能はあまり良くない。

しかしこの組み合わせ、光量が少ない環境はあまり得意ではありません。正直、フルサイズカメラと比べると酷です。

α6400×micro nikkor 55mmでスナップ。金属の質感はどうだろう?

ノイズも普通に出ます。個人的にはISO:3200でも厳しかった。オールドレンズにこだわらなければSIGMAから出ているAPS-C用の30mm F1.4 DC DN | Contemporaryでも幸せになれるかもなぁ…小さくて・明るくて・AF効いて・お値段もいい感じ。……ってAmazonググってたらこのキット販売を見つけました!うそやんッ!メーカーの垣根を超えた最強キット爆誕!?当時知ってたら飛びついただろうなぁ。

α6400×micro nikkor 55mm、夜スナップ。ノイズをモノクロで誤魔化した。

さてレンズの話に戻りますが、Micro-NIKKOR-P.C Auto 55mm F3.5はその名の通りマクロレンズですので近接撮影の描写はお手の物。APS-Cとの組み合わせで焦点距離83mmあたりの中望遠マクロとして使えます。

α6400×micro nikkor 55mm、室内撮影。さすがマイクロレンズ!近接撮影はお手の物。
α6400×micro nikkor 55mm、室内撮影。こちらも定常光だけの描写。悪くない。

近接撮影が3枚ともご飯とは…撮影者の食い意地が垣間見えます。なお、3枚とも自然光のみでこの色艶ですから流石はマクロレンズ。

α6400×micro nikkor 55mm室内撮影。自然光と定常光のミックス光だが、食材は美味しそうに写った。

オールドレンズを使ってみて。

APS-Cセンサーのカメラにオールドレンズを組み合わせた小型軽量スナッパー装備ってとても好印象でした。デカくて重いフルサイズみたいな描写にはならないけど、そもそもそんな超画質が必要な場面って日常じゃ少ない気もします。α6400の活用方法の1つとしてオールドレンズという選択肢はありだと思いました。

もちろんここで終われない!SONYの望遠小三元ことSEL70200Gをようやっと開封します。見せてもらおうかリアルタイムトラッキングAFの性能とやらを!…ちょっと長くなりそうなので追加の作例10枚は次ページにCome On!

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