検証2.望遠小三元ズーム×α6400

α6400×SEL70200G、外観。なんともなんともアンバランスな組み合わせ!

フロントヘヴィーッ!もはやちょっと笑えます。SEL70200Gをα6400に直で取り付けてみましたが、これはダメですね。良い子は真似せずに三脚座を使って下さい。SEL70200Gのファーストインプレッションは「質感が超いい」でした。レンズ鏡筒は金属製。白レンズってのも差別化できててGOOD。レンズフード内側は反射防止の起毛処理が施してあります。ズームリング横のファンクションボタンも便利。インナーフォーカスなのでレンズ全長が変わる心配もなし。マジで言うことなし!お世辞抜きで今まで買ったレンズの中で1番のビルドクオリティ。Eマウントに出戻るならもう1回このレンズ買います。

換算105-300mm F4の写真10枚。

α6400×SEL70200Gで撮った月。トリミングしています。

トリミングしてます。でも普段使いで月がここまで写るなら文句なし!望遠レンズって楽しいですね。

α6400×SEL70200G、換算300mmまで使える超便利ズームの完成。

もちろん取り回しは大変です。そもそもレンズがデカくて重い。カメラ経由でストラップ運用をするとマウントに負荷がかかりそうだったので裸族で使っていました。グリップの浅いα6400では手も疲れます。でもスマホじゃ撮れない世界がそこにはあるのです。小三元ズーム、やるやん!

α6400×SEL70200Gの組み合わせで、この銅像に瞳AFが食いつきました。SONYのAF恐るべし。
瞳AFで撮りました。

SONYのAFスゲェ!!!なんと銅像に瞳AFが反応。一体どんなアルゴリズムなんだ。合掌スピードも超早いです。精度も素晴らしい。ミラーレス界がSONYの独壇場になっているのも理解できます。α6400と純正レンズを使う限りではAFに困ったことは一度もありませんでした。Nikonもこうあって欲しい…心の叫び。

α6400×SEL70200G、圧縮効果を使って電車を撮る。スマホじゃ撮れない写真。

ただちょっと…目立ちます。駅のホームでこのレンズを構えるとどう見ても撮り鉄マンですし。

α6400×SEL70200Gで太鼓演奏を撮影。ちょっとしたワンシーンも印象的に切り抜ける画角。

通常70−200mmのレンズをAPS-Cで換算105−300mmで使う裏技が自己満の世界ではチートなのです。レンズ側には手ぶれ補正機構もありますし、絞りも開放F4なので大体なんでも撮れます。

α6400×SEL70200Gで街スナップ。レンズが大きいのでちょっと目立ちます。
α6400×SEL70200Gでマラソン撮影、スタート直後の様子。

自然光オンリーですがスキントーンはいかがでしょうか。

α6400×SEL70200Gでマラソン撮影。動体撮影でこのAF精度。素晴らしい。

強いて欠点を述べるとすれば、室内環境で人肌を撮る時に開放F4では暗いこと。APS-Cセンサーだと感度耐性がやっぱり弱いです。なので室内ポートレートではストロボライディングが必須と言っていいレベルだと思います。↓この写真はモデルさんの1m先に60cm角のソフトボックスをセットしています。定常光だけでは人肌の表現は厳しかったです。

α6400×SEL70200Gでポートレート。この肌の質感、いかがでしょう。
α6400×SEL70200Gで桜を撮影。望遠の切り抜きはスナップで使い勝手よし。

SEL70200Gを使ってみて。

SEL70200G外観。ほんと質感の高いレンズです。素晴らしい。

訳あってその後Eマウントは卒業したのですが、仮に再びSONY勢になるとすれば(くどいですが)もう1回買いたいレンズです。換算300mmまで撮れる利便性・そつない描写力・純正の安心感・見た目のカッコ良さは重さと価格のデメリットを補って余りあるかと。望遠小三元に味をしめて、後にNikon Fマウントでも望遠小三元を買ってしまいました。なにやってんだか。

α6400でいくら使った?

そういえばカメラ沼記事でした。沼8台目α6400時代に使った金額を計算してみます。出費としてはα6400ボディとSEL70200G、充電器を同梱してくれないケチなSONYへのお布施代、マウントアダプター代。しかし前世7代目のフルサイズ機と標準大三元レンズの売却もありましたので、差引支出は47,053円に留まりました。これでカメラ沼通算では925,471円となり、3桁の大台がもはや勲章のように思えるのは単なる病気です。Nikon Zを諦めてSONYへ鞍替えしたはずでしたが結局はZ6を使いたくなった優柔不断な沼住民は9台目の泥沼へ沈んでゆくのでした。沼は続きます。

他愛なき沼雑談に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございます。この散財シリーズは沼の歴史タブから全話お読み頂けます。お暇な方は是非、自己投影がてらお立ち寄りくださいませ。では諸君!良きカメラLIFEを。かしこ。

ブログ管理人:isofss(イソフス)

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