最近ちょいちょい「カメラを買おうと思うんだけどオススメありますか?」と聞かれることがあるんです。うーむ、これは責任重大ですよ。相手のニーズに合ったものでないと買っても文鎮になる可能性がありますからねぇ。人様に何かをオススメする前に一旦頭の中を整理しておこうと思いこの記事を書くことにしました。

この話はYouTube版の続編です(本日夕方に投稿予定)。動画版ではカメラ選びに役に立つ(であろう)見た目・値段・快適性の3要素について17分も喋っておりますのでお暇な方は是非ラジオ感覚で聴いて頂ければ幸いです。ではその続きと参りましょう。

前編はこちら。

最初から冒険はしないで。

カメラ入門時代にいきなり尖った機材構成を選択するのはオススメできません。これは他でもない私の失敗例なのですが。なぜなら「重たい」「使いこなせない」「ローンがきつい」などの実ダメージは散財ドーパミンが枯渇してから乗るかかるのが定石だからです。結局、身の丈に合わない機材を早々に売って代替機材を新たに買って…みたいな愚行を何度繰り返したことか。

悪いことは言いません。特殊な被写体を最初から狙いたい人以外は・なんとなくカメラを始めたい方は特に!→メーカーが入門機として用意しているAPS-C規格のカメラから始めましょう!!APS-Cというのはセンサーの大きさのことで、入門機で王道と言っても差し支えないモデルです。キットレンズと一緒に買うのが高コスパで良いです。個人的にNikonばっかり使ってきた人間なのでオススメ機種には偏りがありますが…ミラーレスカメラのZ30は非常に満足度が高いカメラでした。当ブログのZ30のタグのリンクを辿って頂ければ写真と生の感想をご覧頂けます。

Z30のどこがそんなに良かったか?→それは気持ちよく使い切れる設計になっていることでした。ベテラン勢がニンマリするようなマニアックな機能は省かれていたりします。でもそれでいいのです。まずはサクッと撮影を楽しもうじゃありませんか!カメラなんてものは使ってなんぼですから。

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早めに安いストロボを1つ買おう!

外出する時だけがカメラの活躍の場ではありません。なにもない日常だとしても、たとえ家に引きこもっているような時でも写真は撮れます。ただし、屋内環境は人間が感じているより実際は暗いものです。人間の目が高性能過ぎるんですよね。これはスマホカメラでも同じで、部屋の中で写真を撮ってもどうもいい感じにならない…そんな経験ありませんか?原因は部屋が暗いからです。

カメラにクリップオンストロボを装着した様子。
(※これはSONYのカメラです)

そんな悩みをコスパよく解決する方法がストロボを使うことです。カメラの上に乗せて使うクリップオンストロボを1つ購入しましょう。安いやつで全然大丈夫です。これがあるとないとでは画質に雲泥の差が生まれます。

クリップオンストロボをカメラの上に乗せて室内で撮影。日本酒の美しい瓶が写っている。

コツはストロボを天井に向けることです。これを天バン(天井バウンス)と言います。この写真は激安レンズ(8000円台)と激安ストロボ(8000円台)の組み合わせでただ撮っただけの写真ですが、スマホカメラでは絶対出せない質感になっていないでしょうか。これはGODOXの激安ストロボTT600なのですが普段使いで困ることはありません。もう5.6年使ってます。

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ストロボが1つあるだけで家にいながらシャッターチャンスが無尽蔵に広がります。カメラなんてのは使ってなんぼです!特にデジタルカメラはフィルムと違ってランニングコスト0円で練習し放題ですからお得満載ですよね。ガンガン撮って楽しみましょう!

そのうち欲が出てくるの。

カメラを買って→外出が楽しくなって→家でもいい感じの写真が撮れるようになってくると……遅かれ早かれ「みんな俺の写真を見てくれ!」「いいね欲しぃぃ!」「もっと映える写真が撮りたーい!」という病が襲ってくるかと思います。全部罹患しましょ!しばらくすると誰かの入れ知恵で単焦点レンズの存在を知ることになると思います。「なんだと…?ボケるのか?しかも安いのか?」えぇ全部メーカーの思惑通りです。お財布事情が許す方はお逝きなさい!そうでない方は頑張ってお小遣いを貯めましょう。大丈夫です、各社最初の単焦点レンズはちょっと頑張れば買える金額設定になっています。

たまらず単焦点レンズを買ってしまった時の様子。机にレンズが転がっている。

撒き餌レンズと呼ばれる標準画角の単焦点レンズを買ってしまったが最期、おめでとうございます、ここから先が機材沼と呼ばれる散財地獄のスタートです。撒き餌単焦点の威力は凄まじく、しばらくは狂ったようにボケを楽しむ日々が続くことでしょう。えぇ是非楽しんでください。

お薬も出しておきます。入門機ボディ・キットレンズ・クリップオンストロボ・単焦点レンズ…この辺りの神器が揃ったら一旦機材を買い足すのを止めましょう!→ここで買い癖がついてしまうと泥沼が確定します。欲しいものが出る度に散財を繰り返す世界線は本当にオススメできません。

むしろお小遣いは撮影体験に回す方が有益でしょうね。例えば登山や旅行のお供にカメラを持って行ったり、お祭りに出かけたり、有料の撮影イベントに参加したりなどです。撮影体験の幅が広がっていく中でどうしても必要な機材が出てきたら今度こそ散財ターンですからご利用は計画的に!

まとめ。

長々と講釈を垂れてしまいましたが…1つの情報として生暖かく記憶の片隅で鎮座させておく情報になれば幸いです。昔の偉い人が言っていたんですよ「撮った日が記念日」だと。本当にそうですね。

もはや写真なんてスマホでも撮れる便利な時代になりましたが、せっかく道具としてのカメラがまだ存在しているのですから楽しまなきゃ損ですねよ!決して安い買い物ではありません。どうかこれからカメラを買う人のそのチョイスがハッピーな未来に繋がりますように。かしこ。

ブログ管理人:isofss(イソフス)