歓喜!ついに正式リリースされましたNikon Z fc!コンパクトでお洒落な、まさにインスタ女子のために作られたカメラ。おじさんは歓喜の舞を踊りましょう。お固いNikonがキャッチーな挑戦をするのも粋なものです。おもいっきりFUJIFILMのX-E4と激突するカメラとなってます。これはX-E4購入者として競合Z fc購入に向けた厳粛な脳内会議をしなければなりますまい。一緒に検討しましょう!5つの目線で購入検討してみました。
大原則:売り切れる前にポチれ!
私はX-E4の時にちょっと躊躇して2・3日迷ってしまったのですが、その間にX-E4が欠品してしまい、到着まで1ヶ月程待つことになりました。マップカメラでは今でもお取り寄せ状態がずーっと続いています。FUJIFILMのイベント時に中の人に伺ったのですが、コロナ禍での製造なので今まで通りの流通は難しいとのこと。だから見た目に惚れた時点で秒でポチりましょう!Z fcも迷っていたらきっと買い逃します。
とはいえ情報がないまま高い買い物をする訳にはいきません。お任せ下さい!カメラ沼の住民の沽券にかけて検討ポイントを洗い出しましょう!
その2:動画を撮るならキットレンズのセットで!
なぜならばZ fcにはボディ内に手振れ補正機構(VR)がないからです。そうなるとVR付きのレンズを選ばなければなりません。Z fc 16-50 VR SLレンズキットに同梱されているNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRならレンズ内に4.5段分のVRが組み込まれているので動画撮影時に必ず役に立ちます。(私はX-E4に同じくレンズ手振れ補正が備わっていたXC 15-45mmというキットレンズを購入したのですが、やっぱり手振れ補正の恩恵は大きかったです。) そしてこの16-50mmという焦点距離(35mm換算で24−75mm)は鉄板中の鉄板、使い易いこと間違いなし。
その3:軽いは正義。
ボディ単体の重量はなんと445g!ペットボトル500mlよりも軽いのは素晴らしいです。軽いにこしたことはありません。ペンタ部の出っ張りを除けば比較的四角に近い形状なのできっとカバンにスポって収納し易い…はず。カメラは持ち歩いてナンボですから!軽い・小さい・おしゃれ、もうこれだけで買っていい。
その4:折り紙付きのZレンズが使える。
Z fcを買う最大の魅力と言ってもいいでしょう!国内5メーカー11台のカメラを使ってきた沼住民の個人的見解ですが、描写に関してはZマウントのレンズは頭一個抜けてます。めちゃくちゃ綺麗です。その代わりデカくて高い傾向もありますが。ただZ fcのボディ形状を見る限り、大きなレンズとの組み合わせでは手が疲れそうです。写真メインの方であれば(手振れ補正が不要であれば)Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キットは刺さるのではないでしょうか。これは私も欲しい…。
新型28mmが熱い予感!
同時に発表されたNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)。デザインもさることながら、最短撮影距離19cmと寄れるレンズになっています。いわゆるAPS-Cクロップで使うと最大撮影倍率は実質0.3倍。素晴らしいですね。非S-Lineレンズで初搭載されるマルチフォーカス方式もGOOD。←ピント合わせの時に画角がグワングワン変わる現象を抑制してくれます。MTF曲線を見てもAPS-C範囲は良好な描写の様子。換算42mmの使い易い画角・重量160gのコンパクト仕様・レトロデザイン。防塵防滴に配慮した設計。こんなの出された日には財布の紐が崩壊します。きっと満足させてくれるはず。
※ご参考までにZレンズの描写をまとめた記事のリンクを貼っておきます↓↓↓
オールドレンズ遊びもZは得意!
どのメーカーよりもフランジバックが短いNikon Zマウント。よってマウントアダプター経由であらゆるオールドレンズが使えるメリットを活用しない訳にはいきますまい。フォクトレンダーなんか似合いそう…。クラシックな外観に最新の中身、そして古いレンズを着けるロマン。嗚呼、ビール3杯おかわりできる。
その5:周辺機器は大事!
個人的な経験上…高額なカメラと比べれば10万円クラスのカメラはどこかが削られています。ハードウェア的なコストカットが絶対に存在します。(それはメーカーの努力だから悪いとは思わないのですが)だからこそ我々側の周辺機器チョイスで利便性が変わると思うのです。これマジで。例えば↓↓↓
メモリーカード。
Z fcの記録メディアはUHS-I規格対応SDカード1枚挿しです(X-E4も同じでした)。WスロットではないのでSDカードが壊れたら終わりです。どこのメーカーか分からない安物は禁物。個人的な好みは国内製造。10万円以上の買い物で1000円程度のプラスONをケチる所ではないかと存じまする。
バッテリー持ちは大丈夫?
Z fcの専用バッテリーEN-EL25は容量が1120mAhなコンパクト電池です。←私はこの電池を使ったことがないのですが、X-E4の時に使っていたNP-W126Sも1260mAhと近い容量でした。このタイプの小型電池はスナップ撮影で半日パシャパシャ撮る分には問題はありません。がっつり終日動画を回したい…みたいな時は予備電池はあったほうが良いです。ちょっと出費が嵩みますが、それでもNikonのバッテリーは他社に比べると良心的なお値段です。安心を買うなら純正一択で。(しかし執筆現在は供給不足中…)
ついにUSB-Cに対応。
WEBカメラとして使う際に必要になるZ fcのケーブルはUSB-Cが採用されました。Nikonさん、ありがとう!公式HPの説明ではUSB-C経由で充電・給電対応とのこと。しかしバリアングル液晶で自撮りするときにモロにケーブルが画面に重なるのは…ご愛嬌??
背面液晶を綺麗に見せるコツ。
Z fcの背面液晶の解像度は104万ドット。Z5と同じですね。上位機種(Z6は210万ドット)に比べれば簡略化されたモニターです。が!美しく見せるコツがあります。ガラス製保護フィルムを貼ること!これも経験談ですが、1000円程度の安いフィルムを貼った高級機より3000円弱のガラスフィルムを貼ったエントリー機の方が美しく見えますし汚れも拭き取り易いです。なお、Zで初のバリアングルですね。歓迎しましょ〜。
ニコ爺は自動購入じゃ!
プロモーションは明らかにインスタ女子向けなカメラ。だからこそ世のおじさんは買う、もしくは買う。Z fcをブラ下げて「俺のZfcおしゃれだろう」と女子にダル絡みしなきゃ!
と…冗談はさておき、実際はおじさんが買い占めてインスタ女子にZ fcが浸透しないような気がするのは私だけでしょうか。
さぁ買うのか?それとも買うのか?
発売は7月末。迷っている時間はありません。この…カメラを買う前の高揚感…楽しいですよね。Nikonに関しては業績のこととか海外工場への移行のこととか、どちらかというと悲しめニュースが多かったので、Z fcが起爆剤となって盛り上がって欲しいです。応援するとは買うこと…なんでしょうね!
さて、あなたはどうしますか? 私は買います。
では予約争奪戦でお会いしましょう。最後までお読み頂きありがとうございました。このブログでは今後とも(主にNikonの)カメラ・レンズの実写作例・スナップ動画を投稿していきます。また遊びに来てください。では諸君、良きカメラLIFEを!かしこ。
ブログ管理人:isofss(イソフス)
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