使い勝手はいいけどお財布にも優しい…そんな贅沢なマイクをお探しの方におすすめなのが今回ご紹介するFIFINEK688。うちの動画制作のワークフローでがっつり使ってみました。失敗しない機材選びの候補としてK688は推薦できる製品です!ちょっと詳しく綴ります。

※この記事はFIFINEの提供でお届けします。

隙のないK688

マイク周りの音響機材を作っているFIFINE。K688は指向性の高いダイナミックマイクです。今回は別売の純正ブームアームBM88と組み合わせてYouTube撮影・ライブ配信・オンライン会議の3パターンで実践投入してみました。結論、話し手が動く必要のない撮影状況ではレギュラーマイク確定の満足度でした。これからも当chの動画制作でゴリゴリに使っていく予定です。

ダイナミックマイクFIFINE K688。約1万円と思えない精巧な作りをしている。外観写真。
スマートな見た目。

アウトプットはXRLUSB-Cの2種類。パソコンやタブレットの外部マイクとしてダイレクトにUSB接続できる汎用力があり、さらにオーディオインターフェイス沼に沈むためのXRLも搭載しています。USB出力の際はマイク後方でゲイン調整ができたり、パススルーのヘッドホンモニタリングにも対応しています。(USBケーブルをiPhoneに接続して外部マイクとして使うことも出来ました)

FIFINE K688はXLRとUSB-Cの出力に対応している。USB-C使用時はゲインやボリュームの調整が可能だ。
普段のゲイン位置に白いシールを貼りました。

マイク上面にはミュートボタンがあり、これはUSB接続時に有効となります。ライブ配信中にお母さんが部屋に凸ってきたらここを押しましょうww なお押し込み式ではなく触れると作動するタイプのスイッチです。

FIFINE K688にはミュートボタンが搭載されている。急な騒音対策に便利だ。ライブ配信の時に使えそう。

K688はショックマウント一体型の構造です。外せなくもないですが、外す必要もないでしょう。組み上がった状態で届くので開封したらマイクスタンドかブームアームに取り付けるだけでセッティングが完了します。径が違うマイクスタンド用の変換ネジ(3/8→5/8アダプター)も付属していました。ツッコミどころがほぼ存在しないK688ですが、付属している約2.5mのUSBケーブルの先端がタイプAでした。昨今デバイス側はほとんどタイプCですので変換必須かと思います。ちょうどアダプターを持っていたので助かりました。

FIFINE K688に付属しているUSB-Cケーブルは2.5mもあって便利そうだが、先がUSBタイプAなのが残念なところ。
タイプA→Cに変換して使っています。

とはいえ欠点らしい欠点はそれくらいで、1万円前後の価格帯金属鏡筒安定した音質シンプルなボタン配置などのメリットの方が目立つ素晴らしいプロダクトだと感じました。マイクのことは詳しくないけど買い物で失敗したくない…そんな方にFIFINEはストライクだと思います。ただし、初めてマイクを購入する場合はマイクスタンドアームが必要になりますね。その点もチェックしてきました。

視界に入るものだからこそ。

マイクを支える方法として今回はブームアームを選びました。マイクスタンドだと部屋を圧迫しそうだったからです。もちろんブームアームだったらなんでもいい訳ではなく、机周りは常に視界に入る場所ですのでチープな機材は選びたくないのです。分かるでしょ?この気持ち。

FIFINE K688に組み合わせているのはBM88というブームアーム。こちらもFIFINE純正だ。金属製で剛性感がある。ケーブルを隠すことも可能。

そこで色々探していた中で目を引いたのがBM88というブームアームでした。この製品もFIFINEです。見てください、このミニマルな構造。付属の六角レンチでアーム稼働部の固さを調整できます。アームは金属製です。K688とBM88は各々ブラックとホワイトの2色展開なので、白×白のスタイリッシュなシステムを作ることも可能です。私はカメラ機材系ということもあって大好きな黒で固めました。

FIFINE BM88には樹脂の蓋を外すとケーブルを隠す溝がある。机周りがスッキリするので結構気に入っている。
樹脂の蓋はスライドして取り外すことができる。

BM88には樹脂の蓋がついていて、外すと中にUSBケーブルを隠す溝があります。私にとってデスク周りの整理整頓は必須項目なので、この機能があるからBM88を選んだと言っても過言ではないくらいです。試していませんがXRLケーブルだとちょっとスペース的に狭いかもしれません。主にUSB出力で使う方にオススメのアームです。

BM88のメリットとして。使わない時に収納しておくことでiPadgが机から落下しない壁になってくれること。
使わない時は折りたたんで収納。

ブームアームのいいところは収録以外のシーンで机を圧迫しないことです。意外な付加価値もありまして、机を壁際ではなく部屋の真ん中に置いて(孤島にして)撮影している関係で、気を抜くとiPadが机から落下する事故が時折発生するのですが、ブームアームを畳んでいる場所にiPadを置くと万が一iPadが倒れそうになってもアームが壁の役割を担ってくれるじゃないですか!これが精神的にすごく助かっています。(作業机を壁際にセットできないのはYouTuberならではの個人的な悩なんですけどね…)

FIFINE
¥8,099 (2025/04/11 16:01時点 | Amazon調べ)

自宅系収録の選択肢。

ここ半年間、当chの動画用マイクは他社のワイヤレスマイクを使っていました。便利ではありましたが音質面ではちょっと物足りなくて…まして屋内ですからマイクを動かす必要もほとんど発生しません。こういう状況だと据え置き型のダイナミックマイクの良さが引き立ちますね。定期的に同じ場所で撮影の予定があり、安定した音声を収録したいのであれば、FIFINEはかなり強い選択肢になると思います。

FIFINE K688とBM88を組み合わせてisofssスタジオのマイク機材は鉄板になりました。

大手メーカー、たとえばSHUREの同等品(SM7B)で検索するとAmazonで6万円を超えていました。価格差5万円でK688はUSB出力も出来ますから圧倒的選択肢になり得ると思います。浮いた差額は次のレンズの頭金に回せますね!

FIFINE
¥10,049 (2025/04/11 16:00時点 | Amazon調べ)

もちろんマイクですから1番肝心なのは音質です。この点は音声テストをしているYouTube版でご確認下さい。喋るのだけは得意なのでやたら長い動画になっています。この記事の情報がマイクをお探しの方のお役に立てば本望です。ではみなさん、また次の沼でお会いしましょう。

ブログ管理人:isofss(イソフス)

音声チェックたっぷりお聞きいただけます。