な、何を言ってるのか分からねぇと思うが、おれも何を言ってるのか分からなかった。↑タイトルの通りだとか…そんなチャチなもんじゃぁ断じてねぇ…もっと恐ろしい沼の深淵を垣間見たぜ…。
手持ちの道具で増設した。
まずはVer.2の完成図を見てほしい。フリーダムバリアングルVer.2では、従来の(1)無線電送システムを使ってスマートフォンをバリアングル液晶化する機能を踏襲している。これに加えて(2)ワイヤレスマイクの受信機を新たに増設した。これを手持ちのL字ブラケットで完遂したことが最大の成果であるが、なぜ素直にRigを買わなかったのか?と問われれば…金欠だからだ。
電送システムはDJIのRONIN REVENEYEだ。Wi-Fiを使ってスマホ画面にカメラの映像を写してバリアングル液晶にしたのが前回までの話。しかしホットシューが埋まってしまうのでこれ以上ホットシューを使うアクセサリーを増設できなかった。念の為、REVENEEYEの過去記事も貼っておこう↓
さて本題だが、SmallRigのL字プレートの1/4インチ穴にSmallRigのチーズバーを取り付けよう。そこに(1)SmallRigのコールドシューと、(2)Ulanziのクイックシュー FALCAM F38を固定した。チーズバーとFALCAMは1/4インチネジのオスオスで固定している。可動域が潰れてしまった左側の(3)peak design アンカーリンクスもチーズバー末端に移設した。↑各アフェリエイトリンクを貼っているので気になる方は販売ページでブツをチェックされたし。
ここで肝になるのがFALCAM F38の汎用力だ。このクイックシューは取付位置を180度逆にしても問題なく装着できる。これによりその先に取り付くスマートフォンを前向き・後向きの2方向に展開できる。フリーダムバリアングル or スナップPOVに役割を換装することができるのだ!なんかガンダムみたいだ!(※個人の感想です。) スマホ吸着用のMagSafeはコスパを考えてNEEWER製にした。問題なく使えている。
しかし弱点もいくつか存在する。クイックシュー側には15mm径のロッドタイプのチーズバーを取り付けているが、これが全長30cmもあるので雨天時には避雷針になる恐れがある。クイックシュー側のロッド先端に関してはM12→1/4インチメス変換アダプターも必要になる。本来の用法・容量を守った使用ではないので 締め込んだ時にMagSafeが正面を向く保証は無い。そもそも金属同士の連結だけだとすぐに緩む。それでホームセンターでゴムと金属のワッシャーを買ってきて補強した。1/4インチネジには内径M6 × 外径13mm × 厚み1.5mmのゴムワッシャーがジャストサイズだった。
困難を乗り越えてフリーダムバリアングルVer.2が完成した。チルト機でバリアングル撮影ができるだけでなく、ワイヤレスマイクを使った録音環境も拡充できた。さらにREVENEEYEを外してスマホを逆向きにセットすれば、スマホカメラがちょうど一眼レンズの真上に来るのでスナップPOV撮影が可能になる。この自由度の高さはまさにフリーダムだ!自撮り動画だけに止まらず、インタビュー撮影や、外ロケ撮影にも対応できるじゃないか。
運用上で気になる弱点をもう1つ。カメラ左側のケーブル差込口へのアクセスのためにゴム蓋を開きっぱなしにしなければならないことだ。雨・風・埃の類には十分注意したい。しかしこれらの要素はまだ子犬の甘噛み程度の悩みでしかなかった。さながらデンドロビウムのようなビジュアルに高揚しながら実戦投入してみたが、いざ使った時に恐ろしい事実に気付いてしまったのだ…。
得たものと失ったもの。
重いのだ!(今更かよ)。2Kgをゆうに超える。機動戦士ではなく高級文鎮である。この記事の写真のように三脚に据えて運用するのであればさほど問題にはならないが、これを持って屋外を練り歩く体力がどこにあるというのだ?…それだけではない、地球の重力に魂を引っ張られている状態でスナップPOVをしたとてどだい喋るパワーが残っていないという不都合な真実が立ちはだかったのだ。おしゃべりキャンセラーだ。無口なPOVなど誰が見るというのだ?
レンズを軽くすれば多少改善するかと思い、一縷の光を求めて小型軽量レンズを注文するまでに至ったが…いや待て、そもそもスナップPOVをしたければアクションカメラを買えば解決するのではないか?そして自宅で自撮り撮影をするだけならば現状Z9とフリーダムバリアングルVer.1で事足りていた。わざわざL字プレートをフルアーマー化する必要はなかったのではないか?
これはマズいことになったぞ。(続く)
ブログ管理人:isofss(イソフス)