縦グリ一体型フルサイズボディとAPS-C専用レンズの邂逅。なんて贅沢な道楽なのでしょう。いくらググっても出てこないから自分で購入して記事にしました。これがですね…あり寄りのありだったんでちょっと見て頂けませんか?

なぜこの組み合わせ?

Z9にAPS-C専用レンズを組み合わせるなんてもったいない!…ってツッコミが来そうですが、この選択肢を選んだ抜き差しならない理由があるんですよね。まず1つはフラッグシップボディの快適性に慣れてしまったことです。単純に贅沢病なのですが。

Z9とNOKTON D35mm F1.2をテーブルに置いた様子。非常に良き。

操作のレスポンスが早いこと・EVFが見やすいこと・物理シャッターの摩耗を一切気にせずシャッターを切れること・カスタムボタンが多い(多過ぎる)こと・巨大なバッテリー容量・やっぱり縦写真が撮りやすいこと…などメリットを挙げれば枚挙にいとまがありません。

Z9とNOKTON D35mm F1.2を持ち歩いている様子。かなりコンパクトだ。

デメリットは重さですね。しかし…重さというのは慣れるものですよ。最近サブ機を売っ払いましたのでZ9しか選択肢がないという背水の陣でもありますが。今後Z9に肉薄した軽量なAPS-Cボディが登場したら衝動的に購入してしまう自信はあります。物理シャッターレスで丸窓EVFのZ50iiとか出ないかなぁ…。

小さい新品オールドレンズ。

で、本命のレンズの話。以前から欲しかったVoigtlander NOKTON D35mm F1.2がセールになっていたので衝動買いしてしました。このレンズの魅力は(1)コンパクトさ、(2)王道の標準画角、(3)Exifデータが記録できる、この3点だと思っています。

Z9とNOKTON D35mm F1.2の組み合わせを上から覗いた様子。高いビルドクオリティにニヤニヤ。

ご覧下さい、このかっこいいボディー!! さすがはコシナレンズ。隙のないビルドクオリティに脱帽です。ピントリングの官能的なヌルヌル加減も含め、見てよし触ってよしの逸品がここに詰まっています。回転角は約60度で回転方向はNikon純正と同じ方向。至れり尽くせりの上でこのコンパクトさですよ。

Z9は重いがNOKTON D35mm F1.2は軽いので塩梅がいいと思う。

Z9に組み合わせた時のDXクロップ画素数は約1936万画素。すごくちょうどいいデータサイズです。画角は35mm換算で52.5mm相当、これも王道の標準画角ということで文句ありません。一般的なオールドレンズと違って電子接点搭載ですのでExifデータは自動的に記録されますし、Z9側のボディ内手ぶれ補正も3軸で自動動作します。(APS-C専用という点を除けば)MF単焦点レンズとして完成形ではないでしょうか。

フルサイズ用もあるよね?

それを言っちゃぁおしまいよ……まぁ真実ではあるけども。NOKTON 40mm F1.2 Aspherical がそうでしょう。Zfの登場でこのレンズは売り切れ続出なんだとか。私がこちらを選ばなかった理由は40mmより50mmが好きだったことと小さなレンズを探していたことにあります。そこにD35mmがセールになっていたのが決定打になりました。

Z9+Voigtlander NOKTON D35mm F1.2外観。かっこいいぞこれは!

価格で言えば40mm F1.2とD35mm F1.2の差は通常20000円程度ですから(画角10mmの違いが気にならなければ)一般的には40mm F1.2でファイナルアンサーでしょう。あと描写の性質もこの2本は全然違うはず。しかし偶然見つけたセールで価格差40000円になっていたので我慢が決壊したという顛末です。さて前玉保護のために妥協なくアルクレストを購入せねばなりませんが…フィルター径46mmのくせに高っかいなぁ…(涙)

この記事の動画版をYouTubeに投稿しました。ブログ執筆より先に撮影したので些か情緒的な開封動画になっておりますことご了承下さい。で、肝心の作例ですが現在撮り溜め始めておりますので改めてドバッと投稿致します。お楽しみに。では諸君、良きレンズ沼LIFEを!

ブログ管理人:isofss(イソフス)