心の隙間に気持ちよくスッと入ってきたなぁ…というのが開封直後の感想でした。こちらはTTArtisan AF 56mm F1.8 EDという単焦点レンズです。まだ肝心の写真が少ないのですが見た目だけでビールおかわりできそうだったので先に1記事綴ろうと思います!

※この記事は焦点工房のプロモーションを含みます。

上品な印象。

マットな金属鏡筒。どこか品を感じる佇まい。梱包も丁寧でした。ファーストインプレッションは100点です。もちろん外観は写真のアガリに関係ありませんし私はまだスナップに出かけてすらいません。しかしこの小躍りしたくなるビルドクオリティ。TTArtisanやるなぁ!

見て!このコンパクトなTTArtisan AF 56mm F1.8のサイズ感。重さも245g。
よい。

サードパーティレンズあるあるの安かろう悪かろうのイメージがこのレンズからは伝わってこないのです…。レンズ鏡筒だけでなく、このフジツボ型のレンズフードも金属製。重量は245gと丁度良い具合。撒き餌レンズ特有のチープな感じはどこへ?

TTArtisan AF 56mm F1.8の絞り羽は9枚。絞りも開放F1.8と実用的。
絞り羽は9枚。

ロゴがあしらってあるレンズキャップもかっこいいですね。52mm径です。残念ながらフジツボフードを装着するとレンズキャップは装着できなくなります。他のレンズで使っちゃいましょうか。

TTArtisanのロゴがあしらってあるレンズキャップ。

レンズリアキャップにUSB-Cが仕込んでありました。これを使ってレンズのファームウェアのアップデートが可能となります。ただし執筆時点では対応OSはWindows限定でした。ファームウェアデータはTTArtisanの公式HPのダウンロードセンター(URLはこちら)にあります。

TTArtisan AF 56mm F1.8の同梱品。レンズキャップにはUSB-Cポートが有り、ファームウェアのアップデートが可能だ。

なお、レンズフードとプロテクトフィルターを併用する場合は52mm径のフィルターの外寸を54mm以下に収めるよう注意喚起されていました。大き過ぎると干渉するようです。

アルクレストは薄いのでTTArtisan AF 56mm F1.8のフードの中にも装着できて相性はよい。

自宅の防湿庫に眠っていたアルクレストを前線復帰させることにしました。お値段張りますが安心感には変えられません。薄型ですのでレンズフードとの干渉もなく快適です。

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Z9に装着(フード有)。

TTArtisan AF 56mm F1.8 EDはAPS-C用レンズですが、我が家にはAPS-Cボディがないのでゴリマッチョフルサイズ機Z9に装着しました。高画素機だとクロップ運用でも実用に耐えられるので問題無しとしましょう。ぬぬぬ…フジツボフードが効いていてかっこいいじゃないか!

Z9+TTArtisan AF 56mm F1.8(フード無)外観・正面。なかなかアイコニックな面構えだ。

Z9が自立しています!ちょっと感動しています。特にZマウントの純正レンズはデカオモ文鎮傾向が強いので(だいたいいつもお辞儀していることもあって)こういうスマートな形状は好感が持てます。レンズの上品さがここで活きてきますね!

Z9+TTArtisan AF 56mm F1.8(フード無)外観・全体像。フジツボフードがアクセントになっている。

これらの外観写真を先立ってTwitterに投稿したところ「エロい…」というリプを頂きました。分かる気がします。マットな黒光りがどこか色っぽいですもん。

Z9+TTArtisan AF 56mm F1.8(フード無)外観・上面。品があるよね。

褒めちぎっておりますが、サクッと動作させてみた印象としてはAFの挙動がステッピングモーターだなぁ!という懐かしい感覚でした。純正S-Lineの爆速AFと比べると見劣りしますが、普通に使う用途では全く問題ないと思います。この辺りは動画版で実験しようと思います。

Z9+TTArtisan AF 56mm F1.8(フード無)外観・側面。フジツボフードが効いている。

Zマウント版はマウント径に合わせて鏡筒の造形が円柱形になっており、これがスマートなビジュアルに貢献していると感じました。AF/MF切替スイッチなどは省かれています。撒き餌レンズ価格ですから文句は言えません。

Z9に装着(フード無)。

レンズフードを外した姿もどうぞご査収ください。よりコンパクトになりました。少し試した雑感なのですが、レンズフードの有無に関わらず強い逆光ではフレアが盛大に出ます。であればフード無しでもいいのかな…と。

Z9+TTArtisan AF 56mm F1.8(フード無)外観・正面。なかなかかっこいい佇まいだ。

写真作例はこれから1ヶ月みっちり使って改めてブログ記事とYouTube動画にします。今日のところはまず外観と質感がツボったという主旨の内容となっております。これって写真には写らない要素ですが嗜好品にとって大事なことだと思うのです。

Z9+TTArtisan AF 56mm F1.8(フード無)外観・全体像。マウント径と鏡筒の収まりが良い。

コストカットの影響が0のわけはないと思うので、値段なりの限界がどこに現れるのか?これから重箱の隅を突いていきたいと思います。パッと思いつくのは前述のフレアです。謎の青いゴーストも出ました。内部の接点か何かが反射しているのでしょうか…。(下の写真はレンズフード有・アルクレスト装着状態です↓)

TTArtisan AF 56mm F1.8を強い逆光に晒した写真。ゴーストとフレアは出てしまう。
強い逆光には弱い…と。

まだ数枚の感想ですが順光だと普通です(褒めてます)。下の写真は↓部屋の中で開放F1.8で撮影したJPEG撮って出しです。後ボケの蕩け方が綺麗ですね。

TTArtisan AF 56mm F1.8の開放F1.8でビールを撮影した作例。

あと強いて難癖をつけるなら最短撮影距離が50cmと長めですが、中望遠単焦点レンズの宿命ですのでこれは眉を顰めるほどでもないのかなと。

Z9+TTArtisan AF 56mm F1.8(フード無)外観・上面。意外にコンパクトだ。

この世に完璧なレンズなどは存在しませんから。どこかで折り合いが必要ですし、長所弱点価格のバランスが自分にとって許容範囲であればハッピーな買い物になるでしょう。

Z9+TTArtisan AF 56mm F1.8(フード無)外観・側面。マットな質感が光る。

時折タイムセールも開催されるとかなんとか…ゴニョゴニョ。ただでさえ上品なビルドクオリティなのにコスパ要素まで追加されると財布の紐が緩くなるかもしれません。販売ページをクリックする際は心を強くもって挑んでくださいましww

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突貫記事でしたので情緒丸出しだったことを陳謝致します。YouTube版も投稿しますのでTTArtisan AF 56mm F1.8 EDが気になる方は続きをどうぞ!(完成したらここにリンク貼ります) 皆様の煩悩に幸在らんことを。

ブログ管理人:isofss(イソフス)

開封YouTube版では写真作例ちょっとあるよ。

1ヶ月間毎日使った後の後編記事はこちら↓