毎日Z30で写真を撮るようになって1ヶ月あまり。スルメのようにZ30の特徴をジワリ噛み締めております。その中でも特に「いいな!」と思ったユーザーセッティングのダイヤルについて熱弁したいのです。どうかご覧になって下さいませ!
Mモードの隣にあるU3
普段マニュアルモードで撮影している方にはお誂え向きなポジションに鎮座しているのがユーザーセッティングの3番(U3)。つまり、この一等地にお気に入りの設定を仕込んでおけば撮影が捗るということです!今日の記事はもうここで終わってもいいです。ご拝読ありがとうございました。
このダイヤルの仕様はZ5・Z6・Z7と共通です。Z50はちょっとだけ違うんですよね。Z9とZfcは世界線が別です。私は↑この物理ダイヤルが大好きです。しかもU1・U2・U3と3つも自由に設定できる贅沢仕様。お得満載です。
スチルと動画の両方が!
Nikon Zシリーズのカメラはスチルと動画の切り替えがワンタッチで出来ます。そして各ユーザーセッティングにはスチルと動画の設定がそれぞれ保存されます。U1〜U3の3つのダイヤルでスチル3種・動画3種の設定をあらかじめ仕込んでおくことができるということです。しかも呼び出しワンタッチ。地味にありがたい。
保存のルール。
これは私の独断と偏見と実験の結果なのですが、どうやらユーザーセッティングで登録できる内容は静止画撮影メニュー・動画撮影メニュー・カスタムメニューの3種のようです。そして保存時にはスチルと動画の両方の設定が各ユーザーセッティングに保存されます。上手く使い分ければスチル3種・動画3種の計6種をダイヤルで一発起動できることになりますね。(セッティング毎に名前をつけられたら最高だったのですが…)
[注意点1] スチルと動画を両方使い込む場合は最初はMモードで設定を作って保存した方が良いです。例えばAモードでスチル用を作ると裏の動画設定もAモードで保存されるため、いざ動画撮影をするときにシャッタースピードがバラつくことになります。
[注意点2] 再生メニューやセットアップメニューはユーザーセッティングから独立した設定項目のようです。もしここまで保存できれば「英語表記のZ30」みたいな尖ったユーザーセッティングが爆誕するんですけどねぇ…。
[おすすめ] 私はカスタムボタンにマイメニューを割り当て→その中に「ユーザーセッティングの登録」を収めています。最適解を探して(特にU3は頻繁に)上書き保存しています。どんな設定を保存するとよいか?それをまさぐる旅もまた一興。これぞ!と閃いたらユーザーセッティングを保存しましょう。
俺のZ30カスタム!
参考までに。1番アクセスしやすいU3(スチル)には屋外スナップの設定を登録しています。たまに短いスナップ動画を撮るので裏の動画設定は電子手ぶれ補正をONにしています。U2(スチル)は室内でストロボを使いたい時の設定にしました。ブラックボックス露出+ホワイトバランス固定+ライブビューへの撮影設定反映OFF→これでクリップオンストロボを装着して天井バウンスするだけで適正露出になります。ちょっと撮影したい時に面倒な設定をスッ飛ばせる恩恵はひとしおです。そのU2で撮った写真がこちら↓
カメラに慣れていない友達にZ30を突然貸すような状況になってもスマートに対応できるよう、U1には自動露出+半押しAFのビギナー設定を準備。Z30にはSmallRigのモフモフがついてますから初見の女子ウケはいいんですよ!チャンスが来たら「使ってみる?」とスッとカメラを差し出す、この作戦で参りましょうグフフ…。
ご家族3人でZ30をシェアだって⁉︎
追記。当記事投稿後に視聴者さんのTwitterを拝見しまして、なんとU1・U2・U3をご家族それぞれでお使いになっているのだとか!そんな使い方が出来るのか(゚∀゚)…目から鱗でした。家族でカメラシェアって素敵ですね。いいなぁいいなぁー!!!(ワイ独身しょぼん)。
まとめ。
NikonはZになってからユーザーインターフェースが非常に優しい設計になったなぁ…と感じるのです。日々(というか文字通り毎日)Z30を使うようになってその恩恵を直に味わっております。単に慣れたというだけの話ではありますが、一度慣れるともう他のメーカーに浮気する気になりません。
今回は物理ダイヤルのお話でしたが、ソフト面でも優秀な部分がありますので別途記事にしようと思います。もちろん弱点もありますが総じてZ30はいい買い物でした。Nikonの現行ミラーレス機の中で1番安い機種なのに手抜きがないのが本当にありがたいです。
欲を言えばAPS-C用の小さい標準大三元レンズが出れば盤石なんだけどなぁぁぁ!SIGMAの18-50mmF2.8のZ版出ないかなぁぁぁ!お願い。では諸君、よきカメラLIFEを。
ブログ管理人:isofss(イソフス)