人生最大のカメラ沼散財Nikon Z9の購入にあたって金策としてZ30を下取りに出す予定だったのですが熟慮の結果ドナドナしないことにしました。手放したら絶対後悔すると思ったからです。ここにZ30残留の理由を綴ります。
この小ささは魅力。
執筆時点の少し前、Z30本体の下取価格は69000円でした。購入価格88000円の78%が戻ってくる訳です。非常に魅力的で金策的にも外せない選択肢でした。ではなぜ思い留まったのか?最大の理由はZ30システムのコンパクトさですね、これが真っ先に思い浮かびます。
相方レンズにNIKKOR Z 28mm f/2.8を購入し、以来一度も脱着しておりません。グリップの良さもさることながら、右手側に集約された電源ボタン・再生ボタン・ファンクションボタンの使い勝手の良さは特筆すべきものがあります。片手で操作できるユーザビリティかつ軽量コンパクトなZ30は、ちょっとしたお出かけのお供に抜群の相性なのです。カレーで言うところの福神漬けくらいベストマッチです。
この手軽さはZ9にはありません。お散歩・お出かけ・(私には縁がないですが)デート・旅行などに持って行くにはZ9はあまりにもハードモード。つまるところ得意分野が違うZ30は競合しないんですよね。1つの体で構えられるカメラは1台ですが、選択肢が2つあることでより最適な装備に換装できるってのは機材ヲタク的に感涙ものです。
詰めるだけ詰め込んだ性能。
Zシリーズだけで5台身銭を切ったのは伊達じゃないんですよ(涙)…だからこそ分かるんです。廉価モデルのZ30に載っている性能は決して廉価ではありません。例えば(1)USB-C給電が出来るようになったこともそう。(2)ユーザーセッティングが物理ダイヤルで3つも常備されているのもそう。(3)もっとニッチなところで言うとワイドエリアAFの中で通常・瞳AF・動物瞳AFの3種が切り替えられるようになっている件はブラボー!としか言いようがありません。地味に嬉しいポイントが多いんですよZ30って。後発だけあって先祖のメリットを踏襲してくれているのSooooo Good!!! 約63万円のZ9に対しZ30は8.8万円ポッキリで似た操作系統を享受できるのは快挙だと思うのです。
Z9と比べるとビギナー向けの機能制限も散見されますが許せる範囲かな。むしろよくここまで盛ってくれたなぁ!と定食屋でご飯おかず無料大盛り・食後のコーヒー付だった時の喜びに近いものを感じます。お得満載です。
褒めてばっかりですので弱点もちゃんと明記しておきましょう。ボディ内手ぶれ補正が非搭載なので(レンズ側も非搭載の場合は特に)手持ちVlogすると壊滅的にブレます。歩き撮りとかマジ無理っす。まぁ私はスチル寄りの人間ですし、YouTube動画も三脚に据えて撮影するのがほとんどなのでノーダメージですけど。
サブカメラ最適解?
以上の要素を並べますと、Z30の魅力=Z9の魅力ではないと言う結論になりました。手放したところで後ろ髪を引かれるのは分かっています。まして巨大フラッグシップ文鎮をお迎えする訳ですからそのうち逆張りでコンパクトなカメラが欲しくなるに決まってます絶対。
だから売らないことにしました。結果論ですが現在Z9とZ30の2代体制にしてこの選択で良かったとジワリ感じる今日この頃です。金策以外はマジで文句ないです。ここぞという時の本命Z9・パッと動きたい時のお手軽Z30、バランスが素晴らしいです。この内容を含めたZ9着弾の顛末動画はこちらにご用意してございます↓↓↓
今までの経験からしてこれで機材沼が終わるなど毛頭考えておりません。ポジティブに捉えるならば、Z9+Z30バディを超える機材が現れることを楽しみに待ちましょう!うん、それがいい。(カメラに限れば)この時代に生まれてよかったとつくづく思います。ちなみにZ9が到着した当日に撮った気持ち丸出しの動画もございます。いやぁ、一生分の楽しみを今年使い切った気がします。お時間ある方ぜひ↓↓↓
最後までお読み頂きありがとうございます。では諸君、良き機材沼LIFEを!わたくしと致しましては暫くは納豆ご飯で倹約生活に励むこととします。かしこ。
ブログ管理人:isofss(イソフス)