人はなぜ写真を撮るのだろう?単純な問いだが簡単ではない。四の五の除いて芯だけ表現すれば「おもしろいから」になるだろうか。まるで子供の読書感想文みたいだ。
ある写真家は言った「撮った日が記念日」だと。…確かに真実だ。人が人である以上、楽しければ笑顔になる。面白いことは記憶に残る。美しい物には目を奪われる。写真はそんな感動を閉じ込める道具なのではないだろうか。映像と違って写真は時間を止めてしまう。あえて止めるのだ。そうすることで心躍る時間を永遠に留めておける。動画全盛期の時代になってもなお、写真にしか出来ない表現がある。
おもしろいは何所にある?
きっとそのへんにあるのだ。向かいのホーム、路地裏の窓、旅先の店、新聞の隅。大切なのはそれに気付ける目を養うことではないだろうか。カメラを文鎮にするのはもったいない。おもしろいものを探しに街へ出かけよう。ドラマはきっとそこらへんに転がっているから。
レンズ1本、うろうろ歩く。
当ブログのスナップ写真は基本的に1本のレンズで撮影したものである。その名はNIKKOR Z 24-70mm f2.8 Sだ。詳しい方には説明不要だろうが、スナップ撮影に大砲みたいなレンズを持ち歩く投稿主は少々癖のある人物である。万が一、街で見かけた際には決して声をかけずにやり過ごしたほうがよいだろう。しかしこのレンズに罪はない。むしろこのレンズが写す世界感に興味のある方にはぜひ写真を見て楽しんで頂きたい。
では諸君、よきスナップLIFEを!かしこ。
ブログ管理人:isofss(イソフス)