TOP画像の癖が強いことをお許しください。この記事はレンズレビューです!絞り羽が独特なファントムレンズことSG-image 50mm F1.8の外観をじっとり眺めて参りましょう。
※この記事は2ndfocusのプロモーションを含みます。
ファントム+Z9
このSG-image 50mm F1.8はフルサイズ対応の標準単焦点レンズです。マウント形状はSony-E / Canon-RF / Nikon Z / FUJIFILM X / m43 / ライカ Lと出揃っております。レンズに電子接点はないのでAFはできません。いわゆるMFレンズです。
フォーカスリングの回転が少し重いと感じました。回転角は60度くらいなのですが、フォーカスリングが石破首相なみにねっとりしているので無限遠から最短撮影距離までいっきに回すのは難しかったです。クリック感のある絞りリングもそこそこ重いです。この重さは誤作動防止に役立っていると思いました。
レンズ重量は約310g。単焦点レンズとしては重い方だと思います。オール金属鏡筒なので質感は非常に良いです。なんとレンズ名や測距メモリも実際に彫込まれており、墨入れされている贅沢仕様でした。手抜きを感じさせないものづくりに拍手を送りたい!
中華レンズあるあるですがレンズキャップはねじ込み式でした。↑上の写真ではレンズ先端にブラックミストフィルターを装着しています。フィルター径は58mmです。
ファントム+Z50II
もちろんフルサイズ画角で使うのが王道ですが、個人的に中望遠が好きなこともありAPS-C機に装着して換算75mm画角で使うのもありだと思ったのです。試しにZ50IIにつけてみたら見た目がドストライクでした!
レンズの最短撮影距離は50cm。(本来の50mm画角だと50cmは平凡ですが)換算75mmだとまぁまぁ寄れるのかな…? しかし中望遠に片足突っ込むこの画角になるとボディ内手ぶれ補正が欲しくなってきますね。MF時にピント拡大するとファンダー内で手ブレが目立っていました。
レンズ構成は5群7枚(うち高屈折レンズ3枚)とのことです。販売ページにレンズ配置図がなかったので詳しいことは分かりませんがダブルガウスなのかな?と勝手に推測。
カバンの中にポンッと放り込めるサイズ感がなんとも愛おしいです。このサイズで換算75mm F1.8ですから大満足です。APS-C機×単焦点レンズって…おでかけ装備の王道ですね〜!
さて、肝心の絞り羽の形状ですが、雪・星・ハート・楕円の4種類がループする構造になっておりました。この全てがF1.8の光量になるのでしょうか…雪なんかは開口面積が狭いような気もしますが。ここは長期レビューで検証してみようと思います。
ファントム+Z50II赤
…正直、やり過ぎたと思っています。遊び心でZ50IIにスキンシールを貼りました。カジュアルにすればスナップ撮影で街に溶け込むかな?と期待していたのですが実際には逆効果で、かなり目立つカメラになってしいました。結構な頻度で通行人に二度見されます。
チープなプラモデル感が出てしまったカメラボディに重厚なレンズがくっつくアンバランス感が男心をくすぐります。見た目が100点だからこそ普段使いのレギュラーレンズにしたいなぁ!ここにきてフォーカスリングの重さがストレスになりました。分解して軽いグリスに塗り替えようかな…(悩)。
Z50IIの場合は、レンズ情報手動設定でF値やレンズ名を入力することが出来ます。電子接点がないレンズでもExifにデータが残せるのは嬉しいですね。またZ50IIにはMF時の被写体認識も実装されているので、ピント拡大機能と併用することでポートレートなどの撮影も捗りそうですね。
この記事は開封直後に綴っているので描写の傾向に関してはこれから検証を進めていく予定です。特に気になるのはボケを出さない平時のスナップ画質。絞りがF1.8で固定される縛りも興味深く、シャッタースピードが最速1/4000秒しか出せないZ50IIでどこまで戦えるか試してみようと思います。
開封後の撮影でボケのテストをしてきました。↓この写真はZ9で撮影しているので50mm画角となります。最短撮影距離付近に被写体を置くと背景の点光源が独特の形になります。ポートレートの場合はもう少し下がるでしょうからボケを活かしたければ工夫が必要になるでしょうね。
このファントムレンズを買えばエモいボケが量産できる…訳ではないという現実を正直に申し上げておきます。被写体との距離・背景との距離・F1.8という明るさ・手でフォーカスを合わせること…撮影の基本を学ぶにはうってつけのレンズだと思います。下記の↓Amazonリンクが正規販売店の2ndfocusページです。Eマウントとなっていますがページ内で各マウントの選択が可能です。
これは如実に自分の腕が試されるレンズなのかもしれません。ということでファントムレンズの素性を深掘りすべく、来月の一日一撮はこのレンズで毎日写真を撮っていきたいと思います!当記事の内容はYouTube版でもご覧頂けますので、まずファントムレンズの外観をチェックしたい方は併せてご参照下さい。ではまた次の沼でお会いしましょう。
ブログ管理人:isofss(イソフス)