もうパソコンを使いたくなーい!インターネットなしには生活できないとしても、今やiPadがあれば全て事足りてしまう。便利な世の中になったものだ。ただしソフトウェアキーボードでの文字入力を除いて!ブログ執筆のような長文入力をパソコン抜きでiPadで完結させるとなると…やはり物理キーボードは買わねばなるまい!…という大義名分をひきさげヨドバシカメラに直行。各種キーボードを触りに触りまくって(もはや不審者レベルでさわさわした結果)純正のMagic Keyboardを選択した顛末を綴ることとする。身銭を切った当記事をとくとご覧あれ!

1.じゃない方のMagic Keyboard。

私のiPadは2018年モデルのiPad Proだ。なので自然な流れで本家のMagic Keyboard(2020年発売のiPad Pro用)に心惹かれたのだが、個人的な用途としてどうしても本家は意図に沿わなかった。「撮った写真全部RAW現像する病」の私は、リラックス環境で雑念を捨てて色を選びたい変な癖がある。本家のMagic Keyboardでは「裏返しにできない」&「重い」(+値段が高過ぎ)という二重三重のデメリットに見舞われてしまうため、泣く泣く見送ることにした。…格好良さは抜群だっただけに惜しまれるが。そういう訳で本家じゃない方のMagic Keyboardを購入した。お値段も税込11000円からお釣りが来る額だった。お得な気になっているのは気のせいなのか?

キーボードがいらない時もあるから一体型は除外。
本家は↑こういうiPadの使い方ができないので断念…。

2.Magic Keyboardのメリット。

↓こちらがiPad Pro用じゃない方のMagic Keyboardである。iMacと組み合わせのイメージがある。(名前も同じなので紛らわしい。)

Magic Keyboard日本語配列
Magic Keyboard(日本語配列)

いやしかしApple製品のミニマルな見た目には脱帽だ。見よ!この無駄のないデザイン。日本語配列タイプはエンターキーも大きい。もちろん他社製にもシンプルなデザインのキーボードは存在していて、純正に肉薄するシンプルさ+お値段1/3程度のコスパには購買意欲を唆られたものだ。しかしこのMagic Keyboardのタイピング感触は他を圧倒的に凌いでいた。非常に良い!(※個人の感想です。)これが購入の決定打だった。長く使うものだ、ここで妥協はしたくなかった。キーストロークは1mm程度だと思われる。打鍵音は小気味の良いパチパチ音だ。無音ではないのでブロガーを気取ってスタバでドヤるには少々気が引ける。

見よこの薄さ!
側面。なだらかに傾斜がついている。

加えてこの薄さである!本体も軽い。全体はアルミで、キーボード部分はプラスチックだ。あまりに薄いので夏場は団扇がわりとして使えそうだ。もしくはブーメランにして水を切ったら向こう岸まで飛んでいきそうな、そんな仕上がりになっている。(※個人の感想です。)

シンプルは正義である。
背面。充電はLightningケーブルとなる。

ぐうの音も出ぬ圧倒的デザイン力。サードパーティ製に比べれば多少値は張るが、使うたびに自己満足の海に溺れることができるのならそれもまた一興か。冗談はさておきiPadとの親和性を考えると純正の安心感はやはり強い。「今日は調子どうだろう?」と考えることは皆無だ。

電源ボタンもあるからあるから節電できる。

電源ボタンもあってGOODだ!iPadへの接続はBluetoothとなる。開封して(充電して)電源をONにしたら普通にiPad側で接続認識してくれた。以後も電源ONで自動的に使えている。こういったシームレスな使い心地も純正の特権なのだろう。なお公式HPによるとフル充電で1ヶ月使えるらしい。充電残量の確認はiPad側のウジェットに「バッテリー」を追加しておくことで可視化できる。まったく、痒いところに手が届くAppleの良心よ。

3.Magic Keyboardのデメリット。

実際に使い始めてみて感じた欠点も書いておこう。まず(1)充電がLightningケーブルだったことだ。USB-CであればiPad Proとケーブルを共有できたのに。新品のLightningケーブルが同梱されていたが、その辺に転がっていたお古で代用してみた。

Lightningケーブルなのが唯一の欠点か?

(2)画面スクロールは指。私はマウスやtrack padを使っていない。そうなると画面タッチは必須だ。特に上下の画面スクロールは頻繁に行うので面倒臭さを感じてしまう。じゃあtrack padを買うかと問われれば、やはりこのシンプルさの追求に1票を投じたい。トレードオフであるから致し方ない。

(3)ほこり吸い取りマシーンになる。特に裏面がひどい。そういう材質なのか、単に我が家がほこりっぽいのか、どちらかだろう。せっかくなので社外品ソフトケースでも買おうかとググってみたが結構お高いものが多く、足元見られている気がした。

(4)commandキーの位置が微妙。これがWindowsで慣れていたCtrlキーの位置とは違う場所にあるので、コピペショートカット時に誤入力を連発してしまうのだ。私だけだろうか?慣れるまでの辛抱?

4.Less is more.ないほどにある。

世界三大建築家ミース・ファン・デルローエの名言をプロダクト化したようなMagic Keyboard。このiPadとの神々しい組み合わせをご覧頂きたい。(※スタンドはAmazonでも量販されている。)

ミニマルなブログ執筆システムだ。
よき。

何事にも余白があることは大事だと、改めて感じた。

iPadをPCのように使える喜び。

本記事の内容が購入検討の1材料になれば幸いである。さて、これ以上駄文を重ねないこともまた余白なのかもしれない。

では今日はこの辺で。かしこ。

ブログ管理人:isofss(イソフス)