もしも、写真を5枚だけ選んで他の全ての写真を失うことになったら…。想像の域を出ない厨二病設定だが、実際そんなこと起きない!とは言い切れない。明日データが全部消えない保証はどこにもないのだから。そうなる前に人生のベストショットを5枚だけ選んでみた。これも何かのご縁よ。なぜかこの辺鄙なブログに辿り着いて下さった貴方にご覧頂きたい。ぜひとも。

第5位「吾輩は猫である」

この猫の表情がすごい!
2018年 Nikon D610 / 50mm f1.8 G

「そうだ吾輩が猫様である。頭が高いぞ愚民ども、早くそのチュ〜るを吾輩に…もぐもぐ…そうだそれで良い。明日も待っててやろう、この時間にだぞ、ありがたく思えよ…もぐもぐ。」

第4位「食い盛り」

若い頃は多少の暴飲暴食にも耐えられる胃袋だった。
2003年

だから男だけで海に行くのはよそうって言ったのだ、こうなるから。実のところBBQ用に先に米を炊いて袋に入れておいたらなんかおにぎりっぽくなったという流れで爆笑した記憶がある。当時はまだ写真を趣味にすらしていなかったし、カメラがフィルムだったかデジカメだったかも覚えていない。ただ、これ全部食べてしまった思い出だけくっきり残っている。

第3位「説得力」

この看板の説得力が凄い!
2018年 Nikon D610 / 50mm f1.8 G

純粋な心を持つ子供達にはこれは些か衝撃が強すぎないだろうか?鬼滅の刃を子供に見せるか見せないかを考える前に、近所の看板を刷新した方がよいのではないか?ただし!私はこういうの大好きだ!

ちなみに第5位と同時期・同機材である。初めてのフルサイズカメラ&単焦点レンズを身を削って購入した記憶がある。抑えきれない写欲を満たすために街を日々闊歩していたものだ。カメラという分野の買い物はまず第一に、気持ちがアガる機材を買う正義を貫こう!間違いない。

第2位「その時、その場所にいること。」

その時その場所にいること。
2013年 / iPhone 4S

当時中学生だった子供たちを初めて本格的な登山に伴った日の早朝、登頂時の写真だ。雲海の向こうから太陽が顔を出した至福の時間だった。当時、登山するならカメラも必要だ!と一念発起して初めてレンズ交換式カメラ(PENTAX Q10)を買った記憶があるのだが、なんとこの写真はiPhoneで撮っているではないか。「機材が大事」と豪語した舌の根も乾かぬうちに「より重要なのは経験」と上塗りさせて頂きたい。かつてジェットダイスケ氏はこう言ったのだ「その時、その場所にいること。」まさに真実よ。

第1位「空も飛べるはず」

空も飛べると信じていた青春時代。
2000年 / 写ルンです

この写真が撮れた時点で、我が人生に一片の悔いは無い!もうお葬式の遺影もこれでよい。これは修学旅行のホテルで写ルンですで撮ってもらった1枚だ。飛んでいるのは私だ。スピッツの偉大な名曲からタイトルをお借りしてしまい恐縮ではあるが、「空も飛べるはず」と信じて疑わなかった青い春は、なんとも甘酸っぱく美しい時代だった。

果たしてあの頃から幾ばくかでも成長したのだろうか?否、むしろ写真を全くやっていない頃の写真を人生1位として選ぶ今の頭は、当時からスペック据え置きだ!おめでたい奴め。

撮った日が記念日。

本気で人生ベストショット5枚を選ぶ中で感じたのだが、自分の描く写真のゴールは何か?「楽しい」と感じる心の物差しに触れたような気がしたのだった。非常に有意義な時間だった。当時からすれば目の玉が飛び出すほど高額な機材を手にした直近の写真が1枚も選ばれていないことからすると、写真の本質は機材ではなく「撮った日が記念日」なのだということを(機材ヲタ自ら)証明しているのだろう。このフレーズは写真家鈴木心氏の受け売りだが。もしかすると10年後に再選考すれば写真が入れ替わるかもしれない。そうか、そうであれば向こう10年を頑張って…いや、楽しく過ごそうと思えてくるから面白い。

ほぼ独り言写真展を最後までご覧いただいたことに感謝をお伝えしたい。

では諸君、よき写真LIFEを!かしこ。

ブログ管理人:isofss(イソフス)