毎日写真を撮って1枚セレクトする修行一日一撮・博多うろうろSNAPを始めて100日が経過しました。社会人が趣味を毎日継続するのは結構大変だなと実感しつつ、でも楽しいんですよ。今回はマンネリ回避の雑談です。

Z28mmスナップ。

画角感を身につけたい目的で同じ単焦点レンズを使っておりました。撒き餌ことNIKKOR Z 28mm f/2.8です。さすがZ純正レンズ、ピシャッと描写してくれます。APS-C機のZ30に装着するので換算42mm画角となります。日常使いのスナップにはもってこいでした。

NIKKOR Z 28mm f/2.8 on Z30。作例1、自転車駐輪禁止の札が貼られていた。

Nikonから出た新型パンケーキのZ26mmより若干筐体が大きなレンズですが、寄れるし・安いし・動画撮影時のフォーカスブリージングも出ないし。コストパフォーマンスは抜群に良いレンズです。弱点はたまーにフリンジが出ることくらいでしょうか。

NIKKOR Z 28mm f/2.8 on Z30。作例2。暗がりのバス停。椅子が不気味だ。

しかし人間は欲深い生き物。快適が当たり前になるとマンネリ化しちゃうんですよね。標準画角ということもありドラマチックな写真はそうそう撮れません。ただの日常を淡々と記録するだけでは刺激が足りなくなるのです。実際100日界隈で日々のシャッター回数は減少傾向にありました。

NIKKOR Z 28mm f/2.8 on Z30。作例3。昭和焼肉という名前のレトロな居酒屋さんをパシャリ。

対策としてブレ写真を意識的に撮るようにしたところ、これが思いの外楽しかったです。光が拡散しやすい季節ということもありスローシャッターでも適正露出内に収まってくれました。あとは動く何かを探すだけです。

NIKKOR Z 28mm f/2.8 on Z30。作例4。ネタ切れ防止のため動体ブレを取り入れた写真を撮るようになりました。

やっぱりスナップ写真には人が写っていて欲しい!赤の他人様にレンズを向けるハードルの高さは否めませんがブレていれば個人を特定することは出来ないのでOKということにしておきましょう。

7Artisansスナップ。

さて、マンネリ対策の金字塔といえばレンズ交換でしょう!一日一撮105日目に新レンズに鞍替えしました。中華メーカー・七工匠から発売されたばかりの 7Artisans 18mm F6.3 II が到着しましたので早速スナップ撮影に投入します。

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例1。壁に写る自分の影を撮影。樽型収差が出ている。

これが大正解だったんですよ。画角は換算27mmと広くなりました。純正レンズとは全く違うエモ方向の描写・小型軽量・マニュアルフォーカス縛り…もう別世界です。コンパクトなZ30との組み合わせがまた秀逸で、さながらGRみたいです。

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例2。朝の御笠川。鴨が泳いでいる。

さらにカメラ内RAW現像も始めました。(カメラの小さな背面液晶で現像するなんて目を酷使する行為でしかありませんが…)それでも楽しいのです!カメラをいじってる時間が伸びますからね。スナップ中にちょっとコーヒーでも飲みながらその場でRAW現像、なんて粋じゃないですか。

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例3。夕方の博多駅。帰る人が多くなる時間帯。

セレクトを通った写真は全カット現像します。これは色を覚える訓練にもなりました。撮影時はホワイトバランスを5000Kで固定→現像時に1枚1枚色をケルビン指定で調整する方法です。(至って面倒ですが)状況に応じた色温度の理解がちょっと進んだのは収穫でした。”繰り返しは記憶の母”ですから。

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例4。古びた建物の前で車は渋滞している。博多でよく見る光景。

レンズ特有の発色と自分の好みの色の擦り合わせを毎回反復するのは(面倒ですが)今となってはマストになりました。例えばこのレンズはちょっとグリーン被りするので毎回マゼンダ側に0.25〜0.75くらい補正してあげると好みの色になるなぁ!という具合です。

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例5。ショーウィンドウの中にライオンの銅像。

現状、ピクチャーコントロールは全てスタンダードで固定しています。まずは基本から始めようと思いまして。詳しくは後述します↓↓↓

カメラ内RAW現像。

エントリー機種でカメラ内RAW現像を毎日する奴なんて日本に何人いるのでしょうか?ユーザーインターフェイスがざっくりしていることに苦言を呈するのは静かな池に小石を投げ込む行為に等しいとは存じますが、超ニッチな話を続けますよ。Nikon機でカメラ内RAW現像を行う時のイライラポイント、それは…

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例6。キャナルシティ中央の広場に影が落ちる時間帯。

明るさの調整がガバガバなのです。トーンカーブはおろか、レベル補正もありません。単純な露出の上げ下げだけです。え??????他社はトーンカーブいじれますよNikonさん!

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例7。薙ぎ倒された駐車禁止ポールが4つ。

打開策として、(1)アクティブDライティングの強弱をいじる。(2)クリエイティブピクチャーコントロールを含めたピクコンの選択を変えてトーンをいじる(ただし色味も変わる)。(3)さらに各ピクコンの奥の階層に入ってコントラストを微調整する。いかがでしょうか?文字面を追うだけで面倒臭さが漂うこの不親切仕様!

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例8。工事現場に残された働く車。無骨なスイッチが並ぶ。

誤解なきように申し上げますが、それでも私は無骨なNikonが好きです。ただし!このカメラ内RAW現像のユーザーインターフェイスに関しては「RAW現像なんて邪道なことすんじゃねぇ!男ならJPEG撮って出しに命をかけろ」みたいな重力に魂を縛られているオールドタイプの臭いがプンプンするんですよ偏見ですけど。

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例9。無印良品のPPで作られた独特な照明。かっこいい。

もちろんZレンズの超絶描写をストレートに表現できるのはデフォルトのピクチャーコントロールでしょう。しかし全員がそれを踏襲する必要はあるのでしょうか。特に現役世代にとってはエモさの方が刺さると思うのです。リアルタイムLATを搭載したLUMIXみたいな自由度とかSONYのフレキシブルなクリエイティブルックを横目にNikon機を触っていると考え方が古くせぇなと感じる部分はあります。あるのです。(※個人の感想です)

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例10。夕方の春吉方向。思い思いに人が歩いている。

言うまでもなく、現状のNikon機で写活を楽しむためには靴に足を合わせる方が建設的です。カメラ内RAW現像をスタンダードで縛っている理由はここにあります。まず基本的な制約の中で自分好みの解答を探そうと模索しております。

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例11。造花の中にディズニープリンセスの看板が立っている。

あーだこーだ愚痴も含ませながらカメラをいじる日々、気づけばマンネリはどこかへ消え去っておりました。結果オーライ!完璧なカメラなんて存在しないから面白いのでしょうね。清濁併せ呑みつつ継続することの大切さを学びました。

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例12。換算27mmの広い画角は、開けた道路を上から撮影するのに最適だ。

話をレンズに戻しましょう。7Artisans 18mm F6.3 IIはマニュアルフォーカス・パンケーキレンズです。ご興味湧いた方は過去の記事とYouTubeの動画を参照下さい。これがまた楽しいんですよ。換算27mmってこんなに楽しかったですっけ?

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例13。飛んできたカラスを流し撮り。たまたま上手くいった。

APS-C機でF6.3固定となると被写界深度は広めです。しかしちょっとでも気を抜くとピンボケします。でもいいんです!今まで純正レンズの優秀なAFを使ってましたから反動で楽しいんですよね。MFが飽きたらまた純正レンズに戻しましょう。

まとめ。

完全に独り言でしたが最後までお読み頂きありがとうございます。楽しいから趣味と言うのでしょう。でも自動的に空から降ってくる訳でもなく自分で探す行程がどうしても必要ですし、それが趣味の醍醐味でもあります。

7Artisans 18mm F6.3 II on Z30。写真作例14。1本の木の上を飛行機が通過する様子。

飽きたら別の刺激を求めて脳みそをシャッフルせねばなりません。バグった思考の果てに別のレンズを生やすのもまた人生。我々はメーカーの手のひらでずっと小躍りすることになるのでしょう万歳!では諸君、よき写真LIFEを。

ブログ管理人:isofss(イソフス)