ようやく届きましたD850!見てくださいこの神々しい金の箱ッ。もう開封しちゃいました。喜びの舞を踊りましょう。我が家にD850が到着してまだ数日なのですが、実際に使ってみたアツアツの感想を喋りたいんです。特に、3年間ミラーレスの恩恵に浸った後に一眼レフに戻して気づいたこと、これ、すっごいインパクトでした。

見よ!この神々しいD850のお姿を!
D850 + SIGMA 105mm F1.4 DG HSM

開封初日にポートレート撮影。

D850を開封した日の夜に、急きょ友達がモデルになってくれるってことでポートレート撮影に行ってきました。とりあえず電池と記録メディアを挿しただけ。開封直後の出荷状態のまま、背面モニターのフィルムも剥がさないまま出発!移動しながらカメラのセッティングを済ませ、夜間営業してるショッピングセンターに到着したのですが、撮影時間も15分ちょっとしか確保できずドタバタDedutになりました。カット数にして60枚くらい。すんごい楽しかったです!

そんな時間がない状況で痛感したことは… 「Zって使いやすかったんだな」ってこと。私が3年の間使ってきたZシリーズは、Z5/Z6/Z6iiなんですが、共通して…↓↓↓

  • 右手側に集約されたボタン配置
  • チルト液晶の展開の速さ
  • 高精度なライブビューのAF

という特徴がありまして。正直ここはD850よりもZシリーズの方がハードウエアそのものが格上だと感じました。ミラーレス目線でもう少し深掘りします。

習熟したZのボタン配置。

D850の背面液晶。保護フィルムまだ剥がしてません。
これはD850のボタン配置。

Nikonの一眼レフカメラDシリーズは↑カメラボディの至るとことに物理ボタンが配置されています。慣れてしまえば便利な構造ですよね。対して↓ミラーレスカメラZシリーズになってからはボタンは右手側に集約され、かつカスタム設定できるようになりました。iメニューに任意の12項目を割り振れる機能はホント便利で、基本的な設定はiメニューで完結できると言って差し支えないレベルでした。

Nikon中級機以上に備わるサブセレクター。ユーザビリティは秀逸。
こっちはZ6iiのボタン配置。

この違いが撮影スピードに直結!

Zの場合、設定を変える必要が生じても操作方法は毎回同じです。ノールックでiメニューを押す→背面液晶を見るころには設定画面が開いています。でも一眼レフの場合はボタンがいろんなところに配置されているので基本的に両手操作ですし、背面液晶や肩液晶を見ながら操作するんですよね。ここでワンテンポ遅れてしまいます。

Z6以上のモデルだと肩液晶も黒背景に白文字のLEDが常時発光している仕様なので暗い場所でも視認性が良いです。対してD850にはボタンイルミネーションが備わっていますが↓発光させるための操作が必要になるので、やはりここでも1工程遅れるんですよね。

D850のボタンイルミネーションは暗い環境で便利だ。
ただしスイッチを押さないといけない。

あと(これは私の勉強不足なのですが)フォーカスエリアの切り替えボタンの場所がどうしても分からなくて、初日はずっとシングルポイントAFで撮っていました…ハイ。

フォーカスエリアの切り替えボタンがこんな所にあるなんて知らなかった!涙。
押し込みながら右手のダイヤルを回す…とは知らず。

チルト液晶の展開。

チルト液晶の展開のしやすさも断然Zの方が楽でした。Zは背面左側にボタンがないので液晶を横から直接触って動かせるというのが大きなメリットだと思います。D850では基本的にチルト展開は上からか下からか、の2方向になります。そしてちょっと固いんですよね。(チルトが固いといえば、FUJIFILMのX-E4も固かったです。ここはカメラ毎・メーカー毎の考え方の違いが出る部分なのでしょうね。)

D850のチルト液晶は若干固いんだな、これが。
D850のチルト液晶は若干固い。

ライブビュー撮影時のAF挙動。

結局、この日はずっとライブビューで撮影してました。久々に一眼レフに戻って感じた一番大きなインパクトはココでしたね。慣れとは恐ろしいものです。ミラーレスで慣れてたんですね。ミラーレスカメラの場合、電源をつけた段階でまず背面液晶に結果が写ります。あとは構図を決めてシャッターを切るだけ。それに慣れていたので体が自然とそういう撮り方を求めていました。基本ライブビュー撮影→必要に応じてファインダーを除く、そんな流れが骨の髄まで染み込んでいました。

D850のライブビューは?

D850のライブビュー撮影はコントラストAFのみです。前後に行き来する独特の挙動・決して早いとは言えないAFスピード。思いのほかAF精度は良かったので一安心。初日の60カット中48枚は合焦していました。

思い返せば、像面位相差AF・かつ裏面照射型センサーのZ6・Z6iiのAF精度は非常に素晴らしかったと(ここは正直に認めましょう)後ろ髪を引かれる思いです!さらにライブビュー撮影で効いてくるのがボディ内手ぶれ補正ですよね。D850にはボディ内手ぶれ補正は非搭載ですから自ずとシャッタースピードが高速になり、ISO感度も上昇しがちです。それが写真にどう跳ね返ってくるか?が大切になるので、ここは改めて作例検証を行いたいと思います。

それでもD850は楽しい。

初日の感想をまとめます。スナップと違って相手がいるポートレート撮影の場合、やっぱりコミニケーションが最重要事項だと思うのですが、その分野ではやはり最新ミラーレスカメラに優位性があると感じました。(1)設定に時間を取られない操作性を有し、(2)ライブビューで撮影しながらフェイスTOフェイスでモデルさんとコミニケーションが取れ、(3)かつ、手振れの心配もなく瞳AFでピントが決まる。この全てにおいて、一眼レフの弱点を見事にリカバリしているミラーレスカメラの利便性を手放して初めて思い知りました。Zはカメラ操作じゃなく撮影そのものに集中できる道具に進化していたんだなと。なんて出来る子なんだ。

D850とSIGMA 105mm F1.4 DG HSMの組み合わせ。
かっこいいっス!うふふふ。

D850は別腹!

しかーし!そもそも私が一眼レフに出戻った理由はレガシーです。ロマンです。光学ファインダーを覗きたい!工業製品の完成形を所有していたい!D850購入に後悔などあろうものか。今後もしミラーレスの恩恵が必要になったとしてもZ6iiに出戻ることはないでしょう。仮にそうなったとしても(D850を残しつつ)もうZ9に行くしかないでしょう!もしくはメカシャッター非搭載のZ9廉価版(Z8?)が出れば心がグラつく可能性は否めません。

D850でスナップ(次回予告)!

さて、その後の2日間に渡って大好きなスナップ撮影にD850を投入したわけですがこれが楽しかった!そして気づきも沢山ありました。人生初の高解像機で写真ライフがひっくり返りそうな気がしています(汗)。ここを語り出すと日が暮れそうなので後編に持ち越します。あと余談ですが、今回のD850購入の際に私一発ヤらかしまして…MNGが増えました。YouTube動画用マイクがしれっとデビューすることになった話も追追。

最後までお読み頂きありがとうございます。この記事の内容はYouTubeでも扱っております↓↓↓最近YouTubeの方がブログより好調でして、喋り散らかすだけのチャンネルなのに視聴数がブログより多いんです。複雑な心境ですww。誠に恐悦至極に存じます。なお見事なまでの偏りのあるチャンネルとなっておりまして、過去28日間の視聴者の95%が私より年上の先輩方、男女構成比99:1のメンズパラダイス(男塾)となっております。私がリアル世界で女子にモテない理由が垣間見えますなぁ…ヲタク過ぎるってことでしょう(爆)。

そんなこんなで後編に続きます。では諸君、良きカメラLIFEを!かしこ。

ブログ管理人:isofss(イソフス)