どんなマイク買ったらいいか分かんない!…そんなお悩みに身銭を切ってお答えしましょう。RODE VIDEOMIC GO iiでYouTube動画3本撮り終えた今の使い心地を綴ります。マイク探しでとりあえず失敗したくない方必見ですぞ。
どんなマイク?
先にざっくり概要をまとめます。小さくてかわいいマイクです。スペック云々はRODEの公式HPをご覧下さい。(私もそうですが)マイク沼初心者が知りたい情報は使い易さではないでしょうか?結論から述べますとVIDEOMIC GOiiはシンプルで扱いやすいマイクでした。
↑上の写真は別途用意したテーブル三脚を組み合わせた状態です(詳細は後程)。とりあえずかわいいですよね、この見た目。そしてカメラやスマホの内蔵マイクよりも俄然高音質です。
VIDEOMIC GO iiを開封しました。マイク本体に加えて付属品が3つ。ウインドシールド・ショックマウント・3.5mmジャックの雄雄ケーブルです。特にショックマウントが秀逸でオーディオケーブルを仮止めできる溝が用意されています。良心的。
↑組み立てた所です。すごいコンパクトですし軽いです。全オプション込みで96gですって。なおショットガンタイプですのでマイク前方のみの集音となります。私は一人で喋る系の動画を撮影しているので願ったり叶ったりでした。
2通りの出力形式。
肝心の録音形式のお話。このマイク、アナログ出力とデジタル出力の2通りの録音に対応しています!アナログ出力というのは3.5mmジャック(3極タイプ)を使った一般的な録音のことです。カメラやPCのマイク入力端子にオーディオケーブルを挿し込めばOK。楽チンですね。
もう1つはデジタル出力です。USB-Cを使ってiPhoneやiPad・PCなどに接続し高品質な音声データを送信する出力形式です。ZoomなどのWEB会議システムで外部マイクとしても認識させられます。
アナログ出力でオフカメラ録音。
動画撮影時にマイクの音を直接届けたい場合、カメラの上に(ホットシューの所に)マイクを設置する方法が一般的ですよね。しかし個人的にマイクを口元に近づけて音質を上げたいこと・カメラ側のAF駆動音を拾いたくない事情がありまして、今回は3mのオーディオケーブルでマイクを手元まで伸ばす方法を採用しました。Amazonで1000円くらいのケーブルでしたが問題なく動作しています。挿し込みの片方がL型になっている点もGOODです。
メリットはとにかく設置が楽なことですね。プラグインパワーなので電源も自動で供給されます。ただしホワイトノイズが若干気になります。この方法で終始撮影した動画のリンクを↓貼っておきます。音質チェックにどうぞ。
一手間かけるデジタル出力。
デジタル出力も魅力があります。なんと言っても音質が良いでのす。ホワイトノイズもほとんど気になりません。ただし音声はiPhoneやPCなどの別媒体に記録させる必要があります。私はiPadに繋いでRODE純正アプリ「RODE Reporter」で録音しています。
このアプリはiOSとAndroid両方に対応しています。録音データはそのまま動画編集アプリLuma Fusionに転送できます。動画と音声のタイミングをカチンコなどで同期させる一手間が必要ですが音質に関しては文句なしです。この方法で撮影した動画のリンクを↓貼り付けておきます。
ミニ三脚探しの旅。
オフカメラ録音する方の参考になれば幸いです。手元にマイクを立てるためのミニ三脚にスリックのMEMOIRE MINI T2はいかがでしょうか?そこそこお安いです。赤いショックマウントに似合うカラーなのもGOOD。スマホホルダーが付属していましたが今回は使いません。1/4ネジの部分に中華無名メーカーのコールドシューを取り付けます。三脚とコールドシュー合わせて3000円くらいでした。
コルクの部分を隠すためにパーマセルテープを貼りました。自由雲台を取り付けると嵩が増すのでマイクの角度は脚の開閉で調整することにしました。
↓このような具合に落ち着きました。右側がデジタル出力なのですが、USB-Cの横にLEDランプが付いていて接続状態を視認できます。こういう配慮は嬉しいですね。
強いて言えば無名メーカーのコールドシューの造り込みが(やっぱり)貧弱でした。ここはULANZI製を買うべきでした。安物買いの銭失いとはこのことです。真似する方は↓ULANZIを選ぶことをオススメ致します。
ということで我が家のYouTube撮影スペースが完成。音質が良くなったのはもちろん、環境が整うとやる気も出てくるから不思議です。
入門マイクのベストアンサーじゃ?
開封3週間で3本の動画を撮ってみた感想ですが、(1)右も左も分からないマイク入門者の私でも難なく扱えたこと、(2)ショットガンマイクの集音性が非常に良かったこと、(3)お値段はちょっと張りましたね、(4)でも2つの出力を選べるのはメリットだと思います。普段は外ロケなんてしない陰キャ勢ですが、調子に乗って屋外テストに出かける始末です。あと、たまに使うZoom会議でも活躍しています。
肝心の音質については実際に聴いて頂くのがなによりかと存じます。前述の動画2つに加えVIDEOMIC GO iiのアナログ・デジタル録音聞き比べ動画を作っておりますので、おかわりご所望の方は下記動画からご確認下さい。
最後までお読み頂きありがとうございます。これでマイク沼は完結……とはいかないんでしょうねぇぇぇ!上を見れば青天井ですから恐ろしいものです。ひとまずはRODE VIDEOMIC GO iiを使い倒していこうと思います。では諸君、良きマイク沼LIFEを!かしこ。
ブログ管理人:isofss(イソフス)