中古レンズを買ったら一緒に付いてきたフィルター。よく見たらピンクっぽい色です。リング外周にはL1A 52mm NIKKOR JAPANと刻みがあります。ググってみるとスカイライトフィルターというジャンルだそうで。ぬぬ??
単純にカラーフィルターなのかしら?知識ゼロでとりま実写テスト。カーテンを閉めて室内光だけで白い壁をワンショット。レンズ先端あたりにフィルターをかざしています。若干違うような…。
古いものらしい。
カビだらけだったのでカビ取り剤で洗いました。すると中央付近にコーティングのハゲを確認、ありゃりゃ残念。本来のL1Aはモノコート処理だそうです。これが着いていたレンズはNIKKOR-S Auto 50mm F1.4(初期型)でした。よって1962-66年に購入されたものだと思われます。
効果効能と致しましては「紫外線をカットして建物の影の青みを軽減する」という話ですので、早速スナップ撮影へ出かけましょう。…ん?待て待て、デジタルだとホワイトバランスが勝手に自動調整されるのでは?ではマニュアルWBでJPEG撮って出しでL1A有無比較と致しましょう。
実写テスト。
カメラはデジタル機のNikon Z6ii、アダプター経由でNIKKOR-S Auto 50mm F1.4を装着しL1Aを元の鞘に収めます。スカイライトフィルターなのに曇り空ァ!ホワイトバランスは「曇り」で固定。
薄い曇だったので青空の青が残っている1枚目、L1Aを着けるとブルー成分がなくなっています。おっと、近くにネコ様が。
おお!これはL1Aを着けた方がネコ様の温かみを感じまずそ、ありがたやありがたや。マゼンダが乗っかっているような気がする。どうでしょうか?目の良い方、お詳しい方、コメントお待ちしております。
そういえば「影の青を軽減する」んでしたっけ、思いっきり日向で撮ってしまった。若干、若干L1Aの方が温かみを感じます。ぬ?温かみと言えば人肌。しかしモデルの女の子はおりません。自分の手で我慢我慢。
やっぱり!このフィルター、生き物と相性良いかも(…ってネコ様と手のサンプル数2の感想)。
こりゃ晴れた日に改めて再テストですね。なお、コーティングの部分ハゲの影響は…全然無いように感じます。普通にプトテクトフィルターとしてNIKKOR-S Auto 50mm F1.4に常用しようかしら。
RAW現像で比べてみた。
個人的に普段はRAW撮影派でして。そこを確認せねばとホワイトバランスをオート(AWB)に変えてRAW撮影。出来るだけJPEG撮って出しに寄せようと努力しましたが…うーん、グリーン残ってますね(面倒になった)。RAWにした時点でフィルターの効能は消失してるのかな。
ご苦労があったのだな。
かつて、ホワイトバランスやISO感度は装填したフィルムの絶対値だったという真実を遅れ馳せながら感じだ次第であります。大変だったろうなぁ。腹がくくれるというか、撮影はフィルム選びからもう始まってる…みたいな面白さでしょうか。デジタルになって劇的に便利になりましたが何がやりたいのか決められないくらい選択肢が増えたのは不幸か幸か?考えさせられますな。
最後までお読み頂きありがとうございます。最近、オールドレンズを漁り過ぎて防湿庫に入らなくなってきました…。レンズに愛着を感じだすと捨てられなくなるから困ったものです。追加するのを止めなければ(と言いつつ週明けにはおかわりが届く予定)。お気を確かに!
でわ諸君、良き中古沼LIFEを。かしこ。
ブログ管理人:isofss(イソフス)