勢い余って中判フィルムカメラHasselblad 500C/Mを購入しました。知識0・経験0ですが、とりあえずかっこいいです。本記事は外観を眺めるだけの内容となっております。まずは形からと言うことで。
一元様お断り圧。
偶然YouTubeで見かけたPOVスナップ動画がきっかけとなり興味を持った老舗中判カメラメーカーHasselblad。その動画では907X+新型CFV100Cのデジタルバックを装着しての1億画素スナップという夢のドリームが展開されておりましたが、さすがに100万円を軽く超えてくるデジタルバッグには手が届きませんでした。
苦し紛れに言い訳しますと、私がど肝を抜かれたのはデジタルバックではなくフィルムボディのウエストレベルファインダーの方だったので問題ありません(悔)。一言で表現すると知らない世界だったのです。「ファインダー越しの私の世界」とはまさにこのことではないでしょうか!?
Hasselbladとはつまり骨董品のような嗜好と認識しております。小生、決して金持ちではありませんがこの手の買い物に躊躇は禁物と心得、オーバーホール済でファインダー部分の写真がはっきり写っている並品を購入しました。ファインダースクリーンが交換できる世代の500C/Mです。マップカメラさんありがとう!
右側面です。シャッターチャージ用のクランクがないタイプです。くるくる回す手間がかかりますが…まぁ良しとしましょう。
左側面です。シンプルでいいですね。メッキ部分にアタリやスレ傷などは見当たらず、外装の革もそこそこ綺麗な状態でした。1番癖があったのは上面のフォーカシングフード開閉ボタンで、スライドするというよりちょっとつまんで持ち上げるような操作でOPENする個体でした。
フィルムバックのA-12が付属していました。Hasselbladは撮影の途中でもフィルムバックごと交換できるシステムであると知って心躍りました。こういったブログやYouTube投稿用のマガジンとプライベート用途のフィルムを分けておきたい場面は今後ありそうです。1つ買い足しておこうかなぁ…。
なんにしてもこの外観だけでビール3杯くらいおかわりできそうなので大満足です。思ったよりコンパクトではなかったですし若干重いなという印象ですが、高級感・所有感は他の追随を許さない程の火力を有していると思います。
レンズはこれ一択!
レンズ選びは最初から迷いませんでした。Planar C80mm F2.8です。いなたい写りを求めていたので初期型(銀鏡筒)でTスターコーティング無のタイプのものをチョイス。こちらも整備済の並品と謳われていましたが光学系はめちゃくちゃ綺麗でした。他店舗にてレアな六枚玉の中古品(しかも安い)が売りに出されていたのですがバルサム切れの記載があるのに写真が不鮮明だったため避けました。ここで失敗したくないですからね。
初期型特有のEvとF値とシャッタースピードが連動する物理的なシステムにはうっとりします。レンズシャッター機構を内蔵しつつこのサイズ感であることにも脱帽です。物理部品を使っている以上シャッターにも寿命があるのでしょうか?これから勉強せねばなりません。
今できることといえば動かし続けること・実戦投入してみることでしょうね。Hasselblad自体が人生初体験なのですが臆せず挑戦していこうと思います。正直なところ100万年くらい時期尚早だった気後れもありますけどねッ!
撮り始めました。
この記事を書いている今日の朝、早速スナップ撮影してきました。9連勤明けの休みだったので超意気込んでおりましたが生憎の雨。初陣から軽く濡らしましたよ…もぅ。1時間半ほど歩いて撮影した枚数は5枚です!なんてスローペース。
未経験なのにリバーサルフィルム(Amazonリンク)を装填しております。高いですねぇブローニーフィルムって…!これでしばらく納豆ご飯生活を強いられそうです。初日のファーストインプレッション等はYouTube版で喋っておりますので是非。
この先どんな撮影体験が待っているのか?デジタル機材沼で新製品を買ってウホウホ唸るのとは違う趣きがきっとあるのでしょう。「機材を楽しむ」から「写真を楽しむ」にシフトチェンジできるのかどうか?そもそもきちんと露光できているのか否か?ことの顛末は今後のブログでご報告致します。では!
ブログ管理人:isofss(イソフス)