超望遠レンズを両手フリーで持ち運びたい!そんなワガママを叶えるためにSPIDER CAMERA HOLSTER BLACK WIDOW KITなるベルトを購入しました。これがですね…めちゃくちゃ良かったのです!喜びの舞を踊りながらレビューして参ります。
ベルトKITを購入。
SPIDER CAMERA HOLSTERは単体でも販売されていますが、今回はコスパに優れたベルトKITを購入しました。同梱品は(1)ホルスター本体、(2)マジックテープで止めるタイプの腰ベルト、(3)クッション、(4)専用のピン、(5)工具となっております。

SPIDER CAMERA HOLSTERの本体は見た目はプラスチックなのですが、グラスファイバー強化樹脂という相当頑丈な素材で形成されているとのこと。カチンコチンです。

本体は体に沿うカーブ形状です。またベルトを通す幅も5cmと大きく設けられています。BLACK WIDOWには数種類のホルスターが存在しますが、こちらの製品は対荷重4kgの大型仕様です。

専用のピンとワッシャーをカメラ側につけることになります。付属の工具で締めてもよいですし、ピンには穴が開いているので3mm程度の六角レンチで締めることも出来ます。この時のデメリットはカメラボディを床置き出来なくなることです。アルカスイス互換のクイックシューも使えなくなります。なんてこった!

[追記] 専用ピンとクイックシューがギリギリ干渉しない場合もあります…。ありよりのなしでしょうけども。↓下の写真をご参照頂き、あくまでも自己責任でお願いします。

縦グリ一体型の大きなボディの場合、Lブラケットの側面にピンを取り付けることでアルカスイス互換のクイックシューと併用できました。こっちの方が現実的でいいですね。

ベルトに装着してみた。
さぁ装着してみましょう。結論から申し上げますと(1)小さいカメラなら全く問題なく使えます。重さもほとんど感じません。素晴らしいです。(2)超望遠レンズのような重装備になる場合は別売の三脚座プレートを購入する方法がベストだと思います。SPIDER PRO COLLAR LENS PLATEという純正プレートがおすすめです。

(3)極端に重い装備でなければLブラケットの側面で繋ぐ方法でも十分使えそうです。…と言っても(ちょうどいいサイズのレンズを所有しておりませんので)机上の空論です。申し訳ない!下の写真でご想像下さい。

本命・超望遠レンズで実践投入。
私が模索しているのはZ9とNIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sの超望遠レンズセットを両手フリーで運搬する方法なのです。SPIDER CAMERA HOLSTERは軽くて小さい445のメリットを最大限引き出せるのか???いざ実践投入です。

いざフィールドに持ち込んでみました。これすごくいいです、専用ベルトで運用するなら最高のギアですよ。Z9と445の組み合わせだと約2.7Kgありますが、その重量が厚手のベルトによって腰全体に分散するので体感の重さが軽減されます。不思議です。

↑調子に乗って(専用ベルトを外し)ホルスター単体を一般的なベルトに通して使ってみたのですが…これは悪手でした。重さが一点に集中するのでズボンがズリ下がりますし、カメラもグワングワン揺れていました。危険が危ないです。超望遠レンズ規模の重量であれば素直に専用ベルトを通した方が安全でしょうね。
落下に備えたアンカーを考える。
万が一に備えて命綱を設けたいと思います。後悔先に立たずと言う通り、高額機材を落下させた日には全身の毛穴から冷汗が吹き出るでしょうから…。なお↓下記の写真が通常の使用方法です。赤いレバーを引き上げることでレンズ脱着が可能となります。SPIDER CAMERA HOLSTERは脱着に両手を使います。右手で機材を持ち・左手でレバー解除といった具合です。

前述の別売三脚座プレートにはピンの穴が2つあります。フリーになっている穴にpeak designのアンカーリンクスを通しました。クリアランスはギリギリでしたが装着可能です。これをズボンに括り付けて保険をかける方法を思いつきました。↓下記の通りです。当然ですが毎回脱着の儀式を行う手間が生じます…トレードオフですね。

もう一つの案はもっと簡単で、同じくアンカーリンクスをストラップに繋げて命綱とする方法です。長さを調節することができるニンジャストラップは相性抜群でした。カメラのグラグラ感も若干落ち着きますし、脱着時に干渉することもありません。

まとめ。
まだ使い始めて1週間と経ちませんが、SPIDER CAMERA HOLSTERの最初の印象は非常に良かったです。重い装備を両手フリーで持ち運びたい方はベルトKIT一択で間違いないでしょう。結局のところ撮影現場までは機材をカメラバックで運搬することになると思いますが、現地で重装備をシームレスに運搬できる利便性は特筆すべきものがありました。とはいえ暑い季節が訪れて軽装になった時にベルトが野暮ったく見えないかな?(ダサくないかな?)…と言う一抹の不安はあります。思春期かッ( ´Д`)/
※ここまで読んで頂いたのになんとベルトキットがディスコンになっている様子だったので、純正の類似品リンクに差し替えました↓↓↓
ご拝読ありがとうございます。この記事の内容は動画にもまとめました。YouTubeのリンク↓下に貼りますね。長期レビューもそのうち書きたいです。いずれにしても超望遠レンズを持ち歩ける喜びを今は噛み締めたいと思います。では諸君、良き機材LIFEを!
ブログ管理人:isofss(イソフス)