毎日写真を撮り続ける修行 [ 一日一撮・博多うろうろSNAP ] がちょうど365日を迎えました。長かったような短かったような。話がトッ散らかってた動画版で終わるわけにはいかず、おかわり記事をご拝読頂ければ幸いです。

本記事は↑これの続編です。

1年経って。

写真を毎日撮り続けられるというのは贅沢な趣味なのだと思います。お気に入りのカメラがあり、持ち歩く余裕があり、撮影する時間があり、五体満足で(途中で入院しましたが)途切れることなく、好きなことを好きなだけ楽しんだ1年でありました。で、その撮り貯めた写真を並べてみて気づいたんです。

病院の待合室。PaperShootCameraで撮影。

地味だなぁww…と。

夜の幹線道路をPaperShootCameraで撮影。

今更ですが私もそこら辺にいる普通のおっさんなわけです。写っているものがそれを語っておりまして、それが恥ずかしかったり嫌だったりするものでもなく、シンプルに「だよねー」と受け入れられる自然なものでありました。だって写っているのはいつも見ている風景なんだもの。こちとらぼっちでございますから温かい人間味のある写真は皆無です(涙)。

スナップ写真の魅力。

少し前にSNSで真実を写すのが写真なのか?という議論を見かけました。光で絵を描くのがphotographですから、昨今どんなに加工したってそれも写真であるのだ(が誤認を招かないようなコンテクストにすべき)…というのが概ねの論調だったように思えます。

夕暮れの飛行機雲。PaperShootCameraで撮影。

そんな話になるのも時代の流れなのでしょう。今や誰もがカメラを持っていますし、写ったものを指1本で改変したり、あるいは0の状態からAIに描かせることだって出来るようになりました。なんでもござれ承認欲求戦国時代ですよ。

看板の向こうに買い物してるおばあちゃん。PaperShootCameraスナップ作例。

私個人としてはその分野の(いわゆる作品系の)写真にはあまり興味がなく、写真とは「真実を写すものだよ・それが残酷であってもね」というのが考えの全てでございます。歳を重ねたせいか憧れ需要が喚起されず、専ら現実的なことに興味が向きます。スナップ写真に惹かれるのはここがベースですね。スナップはいいですよ、撮ってる人間の内側が出ますから。

ネオンが光るパチンコ店。PaperShootCameraスナップ作例。

一日一撮とはつまり選択の連続です。自分がいいと思ったものを選んでシャッターを切る。それがストックされていけば自ずと写真には人間性が写ると思います。そしてフッと他人が撮った写真を見るとき「この人はどういう人なんだろう」という目線になってしまうのはもはやお家芸。あまり詮索すると嫌われそうですが…。

止めてみて分かったこと。

実は連続撮影日数は366日で終わりました。忙しかったのとマンネリ化していたのと諸々鑑みまして一旦休憩です。そこで感じたことは2つ。まず解放感!もう血眼になって被写体を探さなくていい安堵感です。仕事が終わったら家に直帰できますww。もう1つはカメラを持ち歩かない寂しさですね。通勤の荷物が減ったのはいいのですが、やっぱり物足りなさを感じます。

PaperShootCameraでサイケデリックなミラーを撮影。

さて来年に向けて新たな一日一撮の内容を考慮するタイミングとなりました。必ず持ち歩いているスマホとスナップ撮影の相性の良さに着目し、Moment製のスマホカメラ用外付けレンズ新型58mm(※このAmazonリンクは旧型です)を購入しました。ところが待てど暮らせどMomentから商品が発送されません!海外メーカー舐めてたわ…。

夕日に沈む博多。PaperShootCameraで撮影。

外付けレンズなど嵩張るだけでは?と訝らないで下さい。カメラヲタクとしてはどうしてもカメラっぽさは外せない要素なのです。なんだったらスマホカメラは先に述べた加工写真の権化みたいなものですからストレートに受け入れるのは生理的に無理なんです。

果たして外付けレンズは救世主となるのか?スマホカメラに満足感を見出せるのか?そもそもMomentは商品を送ってくれるのか?……人生って忙しいですねww。では皆さん、また次の沼でお会いしましょう。

ブログ管理人:isofss(イソフス)