飽きちゃったんです、アスペクト比3:2の横写真に。ちょうど縦グリ一体型ボディを毎日持ち歩いている期間だったので縦写真縛りで1ヶ月過ごしてみることにしました。ついでにブログ版の方は4:3縛りも追加しています。これが思いの外、楽しくてですね。
思い立ったが吉日。
もとより縦構図が好きだったこともありますが、せっかく縦グリ一体型ボディ(Nikon Z9)を持ち歩いているので縛りプレイで1ヶ月間修行してみるのも粋かな?と思い立ったが吉日。Z9の4軸チルト液晶がまた便利なのです。最近はもっぱら背面液晶 + 縦構図 + 4軸チルトローアングルで撮影しています。これが体に負担がなく快適で、かつ、視野もいつもとちょっと違う変化があって楽しいのです。
当記事に掲載している写真はRAW現像はしておらず、リッチトーンポートレートのJPEGです。月初はアスペクト比3:2で撮影していましたが、数日経って4:3縛りを追加しました。撮って出しJPEGをトリミングしています。
レンズはTTArtisan AF 75mm F2。ほとんどのシーンで開放F2を使っていました。写りに関してはご覧の通りスッキリした発色で、開放で使っても癖は穏やかに収まっている印象でした。4:3にトリミングすることで画角は実質84mmあたりでしょうか。
実は非対応。
4:3はスマホカメラやマイクロフォーサーズで定番のアスペクト比ですよね。縦構図で3:2だと上が長すぎる印象があったのですが、久々に4:3に収めてみるとこれはこれで安定感があって新鮮な楽しさがありました。
4:3を試みてみた理由は予約しているZ50IIのレンズ選びに起因したものでした。小型軽量で標準画角のスナップ特化型レンズを探そうにも、APS-C規格に関しては純正レンズは選択肢が少ないという現実。それで28mm(換算42mm)を4:3で使う(トリミングする)ことで+12.5%程 焦点距離を稼げるのでは?と妄想しました。表記28mmのレンズがアスペクト比4:3で実質47.25mmです。Xでよく見かけるのび太くんがブワッと思いついたネットミーム画像のあの感じで全身の毛が逆立ちました。僕って天才では!?…と。
ところが後になって気づきます。Z50IIにはアスペクト比4:3での撮影範囲は実装されていません。実はこの記事を書いているタイミングでNikonからZ50IIをお借りしているのですが、ウキウキ気分で4:3を選ぼうとして絶望しました。無い!4:3が無い!
小型軽量のZ50IIに小型軽量のDX 12-28mmを装着して、テレ端28mmを実質47.25mmで使う夢……は消滅しました。絶望です。嘘だろ?どうせこれはエントリー機の機能制限なんだろ?と訝りながらZ9の撮影メニューに潜りましたが、Z9にも4:3はありません。あるのはFX/DX/1:1/16:9の4種類でした。ショック!
最近のサードパーティ。
賛否両論あるかと思いますが私はトリミングに寛容なタイプです。もちろん最初からトリミング前提で適当に撮影することには賛同できませんが、変化を楽しむために意図的にアスペクト比を変えることは有りだと思っています。1:1は存在するのに4:3が無い現実にしょんぼりを禁じ得ませんでした。
話を戻しますと、この1ヶ月使い続けたTTArtisan AF 75mm F2に関しては非常に満足度の高いプロダクトでした。小型軽量・絞りリング有・75mmという個性的な画角で・AFが使えて・開放F2でも癖は控え目・そして良心的な価格設定。純正レンズに存在しない隙間を狙ったコンセプトに関してはただただ脱帽ですし、値上がりが続く状況で質の良いサードパーティレンズはありがたい存在ですね。
一日一撮企画ではモノクロ写真のセレクトはあえて避けているのですが(だって色を抜くだけでかっこよく見えちゃうのはズルいと思いまして)、でも欲望に負けて投稿することにします。開放F2のモノクロームで若干アンダー目です。もう大好きよッ!!(やっぱりズルい!!)
なお、いつもより写真の数が少ないことには別件で理由がありまして、この記事のYouTube版で長々とおしゃべりしております。週末に投稿しますのでお時間許す方は是非そちらもチェックしてみて下さい。このレンズの開封直後のレビュー記事のリンクも併せて貼っておきます。
最近のサードパーティレンズの品質には目を見張るものがありますね〜。今後もTTArtisanの動向はポジティブに注視していこうと思います。ではまた次の沼でお会いしましょう。
ブログ管理人:isofss(イソフス)