世界最高峰のスマートフォンiPhone、特にProシリーズはカメラ性能だって折り紙付き(のはず)。そいつをさらに魔改造して一眼カメラに勝負を挑もうじゃないかッ!ということで最初の一歩として一眼カメラで使う各種フィルターをiPhoneに取り付けるところから始めることにしました。

ショート動画ございます。

58mmのフィルターが使える!

一眼カメラ用のフィルターをiPhone15 Proに取付ける手段はいくつか候補があったのですが、最終的にSTCIMAGFILTERという製品に決めました。他社の場合フィルター枠が67mmのものが多かったのですがSTCだけは58mm径だったのです。(1)出来るだけ装備をコンパクトにしたかったのと、(2)小さいフィルターの方が買い増しのコスパが良いメリットに惹かれました。ただし超広角レンズを使うとケラれます。テスト結果は後ほど。

STCのIMAGFILTERを購入。箱がおしゃれである。

日本でこの製品を取り扱っているのは天体系YouTubeを営まれているよっちゃんでお馴染みのワイエスイメージさんです。ご本人に了承は得ていませんが勝手に宣伝させて頂きます。直接サイトと楽天市場で購入できます(Amazonは無し)。

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ちなみにフィルター枠本体ベースプレートに加えて何某かのフィルターがセットになっているお得仕様です。CPLフィルター・可変NDフィルター・ブラックミストの3種類から選べます。今回はCPLフィルターを選択しました。

STC IMAGFILTERの同梱品。実はフィルターが1つ付いてくる。今回はCPLフィルターを選択。

この製品の面白いところはフィルターを使いたい時だけ枠をマグネットでセット出来ることです。しかもベースプレートは(基本的には)iPhoneケースの如何を問わず装着できると謳われていました。本体装着面を見てみるとケースの縁を逃す溝が横幅で5mm幅程度掘ってありました。さすがですね。あと落下防止のストラップ穴があるのも気が利いていますね。

STC IMAGFILTERの裏側。大きく溝が掘ってあるのでどんなケースにも対応しているそう。
裏面。溝がある。

本体もベースプレートも触った印象だとおそらくアルミ削り出しだと思います。質感はものすごくいいです。ただし本体のフィルター枠のネジ山はちょっと渋い感じでした。ベースプレートは裏面はシールになっていて、これをiPhoneのカメラ部分に合わせて固定します。一度貼ってしまったら他社のフィルターシステムに乗り換えるのは面倒な気がします。仮に67mm径に拡張したいときはステップアップリングを使えばいいのでこれでファイナルアンサーとしましょう。

STC IMAGFILTERをiPhone15 Proに装着したところ。これがベースプレートになる。

ジャストフィットです。接着面が固定されるまで24時間程度時間を置いたほうがよいそうです。私はせっかちなのですぐフィルターを脱着して何度か剥がれました。焦りは禁物…。

iPhoneに装着。

さて、実際にiPhone15 Proに取り付けてた姿がこちらになります。いかがでしょうか?軽くて取り回しも良く、これはいい買い物をしました。販売ページの選択肢には13/14/15のProシリーズで展開されていました。Proをお持ちの方はおひとついかがでしょうか?

STC IMAGFILTER3枚重ねをiPhone15 Proに装着した外観。悪くない!

付属のCPLフィルターは常設として、そこにK&F Conceptのブラックミスト1/4を増設しました(Amazonリンクはこちら)。さらに家に転がっていたNDフィルターを重ねて3枚厚にしました。特に意図はなく…スマホカメラの撮って出しが好きになれないただのエゴが原動力です。ポケットに入れられるサイズ感がGood。

STC IMAGFILTERを使って58mm径のフィルターを3枚重ねてみた。
「特に意味はない」by 鳳凰院狂真

スチルはこれでよし。あとは屋外で動画を撮影する時のためにマグネット脱着式の可変NDフィルターを購入しようと思っていますが出費が嵩むので今回まとめ買いしておりません(涙)。マグネットがいい理由は暗いシーンで簡単に外したいからです。

STC IMAGFILTERに遊びで58mmのレンズフードをつけてみた。もう交換レンズみたいな見た目だ。
出来心で…つい…。

お遊びで58mm径の金属のレンズフードをつけてみました。ぱっと見は交換レンズっぽいですね。実際はただ画質を劣化させる重ねガラスの塊なのですが…(笑)。これだけレンズフードが迫り出しても写真の2倍(換算48mm)と3倍(換算77mm)ではケラれません!

実写テストだ!

あとは使ってみてどうかが肝心なところ。早速、CPL+ブラックミスト+ND8のトリプル効果をテストしてみましょう。純正カメラアプリの撮って出しです。

iPhone15 Proの撮って出し写真とSTC IMAGFILTERで撮った写真の比較。ブラックミストが効いている。

フィルターを着けるとセピア色になる謎の現象になりました。ブラックミストも効いていますね。撮って出しなのにいなたい感じに出力できるのは面白いですね。ただCLPもNDも光を減光させるフィルターなので日中でも感度がグンと上がってしまうのが玉に瑕。夜は使いたくないです。

STC IMAGFILTERを実際に使ってきたよ。手に持っている写真。

正直に申し上げますと私…CPLもブラックミストも今回初めて使います!機材ヲタクを標榜しておきなが一眼カメラではなくスマホでフィルターデビューしてしまいました。おとといきやがれ!

ケラれテスト。

STC IMAGFILTERに58mm径のフィルターを装着した時に画面の端がケラれないのか?実写テストしてきましたのでご査収ください。まずフィルター1枚でも写真だと0.5倍(換算13mm)はケラれてしまいます。動画だと上下がクロップされる関係で全域でケラれずに使えます。2枚重ねの場合も同じ結果でした。(フィルター枠の厚みによって若干異なる可能性はあります)

STC IMAGFILTERケラれテスト・1枚でも超広角13mm(0.5倍)はケラれます。
超広角0.5倍・フィルター1枚

フィルター3枚重ねの時は、0.5倍(換算13mm)は写真動画ともにダメで、写真は1倍(換算24mm)もダメでした。1.2倍(換算28mm)以降は大丈夫です。動画は1倍(換算24mm)から大丈夫です。

STC IMAGFILTERケラれテスト・3枚だと写真で1倍(24mm)までがケラれます。
広角1倍・フィルター3枚

もとより個人的に超広角にあまり興味がないので、3枚重ねても28mm以降で写真が撮影できるなら御の字とすることにしました。iPhone15 Proのカメラ設定で起動時の画角を28mmで固定しておけばケラれを心配する必要もなさそうです

1番の恩恵は、たかがスマホと括っていたジャンルをフィルター1つで挑戦する気になったことです。ポケットの中からIMAGFILTERを取り出してパチっと着ける動作が写欲スイッチになっています。一過性のものかもしれませんが、しかしこれで世界最高峰のスマホで撮る写真が普通じゃない写りになるならこの程度の出費は必要経費です。見てろよぉ本家一眼カメラども!いざ尋常に勝負じゃ!

ワイエスイメージ
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…という酔狂な検証を自腹系YouTuberの名にかけて実践していく所存です。今後しばらくはスマホカメラの撮影周り用品の話が暫く続くと思います。次回はpeak designのアンカーリンクスをiPhoneに取り付けたい奮闘記の予定です。→iPhoneをライカにするアプリ記事に続きます。ご贔屓によろしくお願い申し上げます。かしこ。

ブログ管理人:isofss(イソフス)